~源氏物語に登場する歴史ロマンあふれるスポット~
約1,000年前に紫式部によって書かれた長編小説「源氏物語」の後半部分、「竹川」の帖での宴を行うシーンで宮廷で宴会などをするときに歌われるた催馬楽(さいばら)という歌に登場する舞台となった「竹川の花園」。平安時代には、川にほど近く湿地のような場所だったため、ショウブや四季の花々が咲き、素晴らしい風景が広がっていたとされ、斎王も花を愛で楽しまれた絶景スポットでした。
現在は花園の碑が建てられ、まわりは田んぼが広がり、美しい田園風景が楽しめます。近鉄電車がすぐ横を走り、電車と合わせた写真撮影もできるのでカメラを持って、お出かけしたいスポットです♡

「竹河の 橋のつめなるや 橋のつめなるや 花園に はれ 花園に 我をば放てや 我をば放てや 少女伴(めざしたぐ)へて」

「竹河 ( 川 ) の橋のたもとにある花園に、私と少女を一緒に解き放っておくれ」という意味の歌で、当時は有名な恋愛の歌だったようです。

【スポット情報】
竹川の花園
住所:三重県多気郡明和町竹川
駐車場:なし
斎宮駅より徒歩約10分
※掲載情報は2017年10月取材時のものになります。