よっかいちai「ナオちゃんの教えてエコ」2010年9月

地域による地域のためのやさしいバス!
「“このバスさんのおかげで助かる”って言ってもらえるだけで嬉しい」

四日市東インターをおりた通り沿いにあるスーパーに小さなバスを発見!!なんだろう??

そのバスは「生活バスよっかいち」。

住宅地から生活に必要な病院・銀行・郵便局・市民センター・商店等を通って近鉄霞ヶ浦駅まで走っています。
バス停が200~300mの間隔なのが特徴。なんと利用料は100円(安い!)
これらは高齢者の方に利用してもらいやすいように考えられています。
バスは行政や地域企業の協力を得て、NPO法人が運行しています。

全国的にも珍しい例で、日本国内と言わず海外からも視察にくるそうです。
最先端だね!スゴイ!


■街中だけど高齢化

西脇さんは元エンジニア。
退職後、自治副会長を務めている時に、地域の路線バスの廃止が決定。

そこで高齢者からの要望に答え、仲間とともに”地域の生活の足”を守るために立ち上がったのです!
思考錯誤の中、知人から鈴鹿にあるスーパーの“お買物バス”の話をきき、これならできると活動始めました。

近くに高速道路や幹線道路もある便利な地域なのにそんなにバスは必要なの?
「車に乗れる人は全く問題ないけど、ここは古い住宅街で高齢化が進んでいる。
バスがなくなったら買い物や通院ができなくなる高齢者がたくさんいます。
だから、何とかしなければと思った」

え~、こんな市街地に近いところで高齢化??(驚)
今、古い団地や新興住宅街でも同じ問題があるんだって。身近な話だね。


■地域の力

「バスには回数券や応援券(定期券)があります」
応援券は家族で使ってもらえるように1家族に2枚配布しているそう。
すごく便利で嬉しいよね。地域の方には電話で購入のお願いをし、
しかも西脇さんたちが1軒1軒お客さんの家を回って届けてるんだって!

スゴイな~。
こうした地域の人とのコミュニケーションがバスの運営を支えているんだね。

■ナオちゃんの今月の学び

バスに乗ってみたら・・・みんな知り合い?!
楽しそうにおしゃべりしてるの。バスがコミュニティになってるんだね。
エコと福祉の生活バス四日市が運行し続けるよう応援していきましょ~。