炭を農業に取り入れた資源環境型農法で、オリジナルの伊賀木炭米を作っている『彩田園』。
しかし、何でも昨年は猪鹿の被害が大きかったとか…。
そんな『彩田園』の今年の取り組み、抱負などについて伺います。
今回は、伊賀市槇山で伊賀木炭米を作っている『彩田園』さんにお邪魔します!
伊賀木炭米とは、食料残さを原料としたぼかし肥料に、粉砕した木炭を混ぜた肥料で健康な土壌を作り、そこで米づくりをした『彩田園』オリジナルのお米なんです。
こちらが『彩田園』の山本努さん。
一昨年(2010年)1月におじゃまして以来ですね!
やはり、堆肥に炭を入れるようになってから、お米の味は変わったんですか?
山本「土作りに関しては、肥料成分も良いし生育状態も良いし、出来たお米も『美味しい!』という評判をもらっています」
肥料の方は、あれからまた改良されているんですか?
山本「はい。最初は木炭を使っていたんですが、今は、米づくりの際に出る籾殻をくん炭して使っています。
これも結局は炭なんで」
米づくりで出た籾殻を肥料にするとは、エコですね!
肥料に籾殻のくん炭したものを混ぜ込んで土作り。
そこに種をまくと、酵素と炭の力によって健全で栄養豊富な、生命力を持った作物が育つんですって。
伊賀木炭米を作っている田んぼに案内していただきました。
広いですね!
今は稲刈りが終わって、そのままの状態だそうです。
今年は雨が多かったですが、お米の出来は?
山本「天気よりも、大変だったのが猪とか鹿の獣害ですね。4トン~5トン、ダメになりました。
気候もですけど、そういった環境も関係してくるんですね…」
獣害対策の柵もしていましたが、それでも被害が大きかったそうです。
とはいえ無事に収穫はできたそうなので、去年取れた『伊賀木炭米』をいただきます!
めちゃめちゃ良い香りがします。
もちもちっとしていて、噛めば噛むほどお米の甘みが…。
ご飯だけで大満足なくらい、美味しいです。
ご馳走様でした!
最後に山本さん、今年の取り組みや抱負は?
山本「今の木炭米にまだ満足しているわけではないので、肥料の改良に取り組み、更に美味しさを追求して、満足できるものを作りたいですね!」
これからの伊賀木炭米も楽しみですね!
期待しています!