『ミエてくる!』2018年3月18日

素敵な古民家を発見!! どうやら地元材家具店ができたみたい。
地元材?? 興味津々、お買い物に行ってきました!

 
【オーナー 清水 環さん】
「森と人の環」というお店の名前は山の人(伐る人、挽く人、つくる人)とつかう人をつなぎ、双方向につながる場であってほしいという意味がこめられています。家具を作るには外国産材や東北・北海道の寒い地域の広葉樹が選ばれることが多いけど、地元材家具店の「地元材」とは三重県にもともと育つ身近な木である「シイ、タブ、クス、ムク、コナラ、クヌギ」などのこと。地元の木が使われないと、地元の森は育ち過ぎた木により荒れてしまう。逆に、使うことにより、森が健全になる。環境も人の暮らしも共に豊かになることを願って、「清水の舞台から飛び降りる」覚悟でお店をやってみようと決心したんだって!夜は塾講師をして生計をたてています。
 
 
湯の山街道沿い。とっても趣のある平屋のお店。
色合いがステキです。
ドアのガラスに写っているのは、前にある衣料品のお店の駐車場。
 

中に入るには、横奥にある扉から。
表札がオシャレ!! ぜひ、チェックしてみてね。

いざ、中へ!!

中へ入ると、味わいのある家具が、抜群の配置で置いてあります。
窓から差し込む光と、土壁の色が、より一層、木の色合いを引き立たせていました。
素敵だとため息がでるのだとビックリ!

 
 
指さしているところをよ~く見てみて。虫が出てきた穴なんだって。
これも自然のまんまだから。木も虫も生きている。
「今の人は化学製品になれてしまって、綺麗なのが普通だし、当たり前。でも、模様があったり、割れがあったり、虫穴があったり、パズルみたいで素敵でしょ。色んな木があることを愛しんでほしいな。」と清水さん。
 

この、可愛くて、あたたかい身近な森の木々でつくってある生活道具の品々。
手触りも違うし、重さも違う。色も模様も違って、なんだかおもしろい。
時間も忘れて見入ってしまう~!!

 
☆値札には、商品名と金額の他に工房名、つくった方の名前、木材の取れた地域と樹種が書いてあります。
 

これはダメです。即、購入!!! 可愛すぎました。
眺めているだけで、ウキウキわくわく~。食事には汚れちゃうし、贅沢過ぎて使えないよ~!!

「生活道具なので使ってほしいです。メンテナンスは持ってきてくれたらしますからね!」と。
メンテナンスをしながら、長く使う。素敵です。
 

隣のお部屋へ・・・。
こちらも素敵な雰囲気。
天井にはしごがかかっていて、これがまた良い感じ。

こんな作業デスクがあれば、バリバリ仕事できそう!
・・・といいつつ、眺めて触って、座って、楽しんで、仕事の手が止まってそう。(笑)
後ろのちゃぶ台もこんなに可愛くていいのだろうか。

ここにある品々は県内の製材屋さんと木工屋さんに、普段は使わない地元産の樹種(ヤマモモ、センダン、イチョウ、サイカチ、シイノキ、フルーツウッド、ミズナラ、ナシ、マツなどなど)を使うことにチャレンジしてもらい、お願いして作ってもらったもの。いつもの通りにはいかないことばかりで、手間と時間がかかった生活道具や家具ばかり。みなさんに負担をかけたのではと心配していたけど、「使ったことのない樹種に出会えて楽しかった」と言ってもらった時はすごく勇気をもらったんだって。
 
 
 
オーナーである清水 環さんは情熱と行動力のある素敵な女性。
環境問題を考えるにつれ、山が健全であれば、ある程度防げるのでは?!と感じるようになったんだって。そんな時に、テレビのニュースで「山が荒れていることに危機感を感じ、ペレットストーブを作り始めた」新潟の株式会社さいかい産業 古川正司氏(前社長)を知り、どうしても会いたくて会いたくて!!
アポなしで新潟まで車で・・・到着した会社の前から連絡し、会って欲しいとお願いしたんだって。スゴイ☆
 
 
お話を聞きながら、地元のおばあちゃんが作っている美味し~いカステラを、こんな素敵なお皿でいただきました。めちゃめちゃ美味しくて、もう1個もらっちゃった!
素敵なお話とカステラ、ありがとうございます。ご馳走様でした。
 
 
【おまけ】
HPやパンフレットの写真は「写真師 松原豊」さんに撮ってもらっているんだって。
パンフレットを見て心ひかれた理由がわかった!!納得です。
 

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