特別展示室企画展「大漁旗展~『万助屋』これぞ伝統の職人技!」


■開催期間

平成30年4月28日(土)~7月1日(日)午前10時~午後5時
※会期中無休  

■開催場所

研究収蔵棟特別展示室

■内容

熊野灘に面し、古くから漁業が盛んな尾鷲には、かつて多くの大漁旗職人がいました。大漁旗は、仲間が新しい船を持つときの祝いとして漁師が贈りあうもので、漁師の結束の証でもありました。やがて、漁に出た男たちが港へ帰る際、家族や仲間に大漁を知らせるために、船に掲げるようになりました。尾鷲で明治26年創業の染物屋『万助屋』は、東紀州地域で唯一大漁旗を作り続けていましたが、ついに後継者がいないまま平成28年に暖簾を下しました。本展では、東紀州地域最後の大漁旗職人『万助屋』3代目、山本昇吾氏が製作した大漁旗の数々を、会場いっぱいに展示いたしました。職人の手によって、機械では決して出せない鮮やかな色彩で描かれた、力強く美しい大漁旗をお楽しみください。

☆詳細はこちら→http://www.kumanokodocenter.com/event/180428_1.html