三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2009年7月5日放送

宿の女将さんたちが中心となり、料理やサービス、さらに地域の景観をアップ!
英会話もばっちりで、海外のお客様も大歓迎!
おかえりなさいの気持ちとおもてなしで古里をゲンキに!

紀北町紀伊長島地区の古里。
熊野灘に面し透明度の高い海水浴場を有するここには、夏ともなると多くの海水浴客で賑わいます。

しかし30年前は26軒あった民宿も現在は11軒に。
高齢化や高齢者不足のあおりを受けています。

が、平成16年に熊野古道が世界遺産リストに登録。
そこで新しい風を起こすために、平成18年、地元の有志が立ち上がりました。

それが『元気なふるさと村づくり塾』。
地元民宿の女将さんを中心に、地域の魅力を再発見しながら、町を盛り上げていこうと活動。
さらに、平成21年2月に紀勢自動車道が大内山インターまで延長されたのを受け、さまざまな取り組みを行っています。

■英会話

海外からのお客さんを迎えるため、英会話の講師、カーロ・ソブレビナスさんを招き、女将さんたちが英会話の勉強。
熊野古道が世界遺産になったために、すでに海外から訪れる方が増えているとのことで、真剣に学んでいます。

■料理

宿の楽しみのひとつ、料理にも一工夫。
熊野灘の海の幸や地域の食材を、より新鮮に、より美味しく。

夏場が旬の岩ガキや、アカウニ・・・目の前が海だからこそできるおもてなしです。

■温泉

そして忘れてはならないのが温泉。
古里地区には、天然温泉『きいながしま古里温泉』が。
神経痛や筋肉痛、冷え性などに効用のある、癒しの湯です。

『湯治の宿プラン』は、『きいながしま古里温泉』と、古里地区の民宿がセットとなったプラン。
ヘルシーな料理とゆったりのんびり・・・お得ですね。

他にも、古里の文化や自然を満喫してもらうための、体験民宿のサービスも開始。
名産のみかん狩りや、時期が合えば、マーマレードづくりも体験できます。

さらに、海岸の清掃や散策路の飾りつけ、夏は道沿いに風鈴を飾り・・・など、女将さんだけでなく地域の人たちも参加しての取り組みも行っています。

「いつも来てくださるお客様が、『第二のふるさと』として心を癒しにきてくださるのが嬉しい」
「民宿が一体となることで、地域がどんどん良くなるような・・・『民宿村』にしたいですね」

できることから地道にコツコツと。
手作り感と真心いっぱいのおもてなしで頑張る『元気なふるさと村づくり塾』のみなさんが、地域に新しい風を吹き込みます!

*きいながしま古里温泉
住所:北牟婁郡紀北町紀伊長島区古里816
TEL:0597-49-3080
営業時間:10:00~21:00
(第4水曜日は13:00から)
定休日:年中無休