『ミエてくる!』2018年5月9日

藤堂高虎と伊賀忍者ゆかりの温泉地、中伊勢温泉郷。
津、伊賀、名張にまたがる11の名泉をサルシカ隊長が入浴レポ!
サービスショットもあります(笑)。

中伊勢温泉郷をめぐる旅が続いている。
第6湯目は、津市半田にある磨洞温泉 涼風荘。

実はテレビの取材やら、消防団の宴会やら、お芝居の観劇やらでお世話になっているところである。
何度も来ているのに実は温泉に入ったことがなかったのだ。

 

自動ドアをくぐってフロントへ向かうと、犬のココちゃんがお出迎え。
そうそう、このココちゃんはフロント犬なのだ。
お客さんを出迎え、機嫌がいいとお部屋まで案内してくれる。

わたくしが出演している番組のワンニャンコーナーでも紹介してもらった。
久しぶりの再会であるが、意外とそっけない(笑)。

 

社長の伊藤さんとごあいさつ。
中伊勢温泉郷湯めぐり手形にスタンプを押してもらう。

伊藤さんとは久しぶり・・・ではないな。
夜の町でよく出くわす。
わたしが飲み歩きすぎなのか、それとも彼か。
いや、ふたりともだな(笑)。

 

伊藤さんとココちゃんに案内してもらって温泉へ。

 

温泉は少し階段をのぼった別棟にある。
広びろとした休憩処もあって湯上がりにくつろぐことができる。

 

緑に囲まれたガーデン風呂「森乃泉」。
決して湯船は大きくないが、開放感たっぷり。

 

ではちょいと失礼して。

こちらの温泉は津市の名泉を運んでいる。
月替りで2ヶ所から。

1つは、白山温泉。
もう1つは、新美里温泉 長寿の湯だ。

なんとサルシカ秘密基地のある美里の温泉ではないか!
美里には温浴施設がないため、美里の温泉を楽しむことができない。
が、ここにあったのだ。

はじめて体験する美里の湯。
榊原温泉に隣接しているのでなめらかで、やはりトロミがある。

日帰り温泉は、大人700円。
利用時間は11時〜20時。

 

そしてこちらにはもうひとつ、貸し切り洞窟風呂がある!
まるでテーマパークのような温泉!
まるで鍾乳洞の中にあるお風呂なのだ。

こちらはアルカリ性単純温泉の磨洞温泉!
つまり涼風荘では、3つのお湯を楽しむことができるのである。

 

お風呂から出ると、津のご当地グルメである「津ぎょうざ」が用意されていた。
涼風荘は、津ぎょうざ協会の会員店。
宿に併設された食事処「半田村」にて津ぎょうざを提供している。

ちなみに津ぎょうざは、学校給食から誕生したもので、直径15cmの大きな皮で具を堤、油で揚げてあるのが特徴。
津市内のいくつものお店で、さまざまな津ぎょうざを楽しむことができるのだ。

 

ガブリといくと熱い肉汁が飛び出してくる。
うひゃああああと言いつつハグハグ食べる。

食べごたえあります。
これをつまみにするおと、ビール1本いけます(笑)。

 

涼風荘にきたら、ここを取材しないわけにはいかない。
この宿には敷地内に「地底の楽園」があるのだ。

そう、磨洞温泉の名前は、ここに秘密があったのだ。

 

中へ入ると、どんどん奥へ下へとトンネルはもぐっていく。

実はこの津市半田地域は、江戸時代より磨き砂の産地で、大小無数の採掘後の洞窟が存在した。
涼風荘の創業者である伊藤文二氏は、昭和37年、洞窟に湧き出す豊富な地下水を利用して「磨洞温泉」をはじめたのだという。

 

蜘蛛の巣のように広がった採掘後は、食事処として利用されている。

 

ここで宴会するだけで盛り上がるよなー。
しかも100人ぐらいの宴会ができそうだぞ。

 

食事プランもさまざま。
松阪牛、伊勢湾の海の幸つきの豪華メニューから山海賊焼きまで!

 

なんと!
飲み放題プランもありまっせ。

 

宴会場の下にもさらに洞窟はつづく。
こちらではお芝居や音楽演奏会も行われる。

本当はさらにもっと洞窟は広がっているらしいが、開放しておくと迷子になる人が続出してトンデモナイことになるので、いまはこのあたりで閉鎖されている。

いかがであるか。
地下のアドベンチャーアミューズメントつきの温泉。
宴会とセットでぜひどうぞ。

 

磨洞温泉 涼風荘
三重県津市半田2860-1
059-228-8413
http://www.ryoufu.com/