ルールは『紀北町らしい食材を使って愛を込めてある』こと!
一般の人から募集したレシピの中から、9つの料理が最終候補へ!
『きほくラブめし決定戦』で、そのグランプリを決定します!
紀北町紀伊長島の長島港で、2012年1月28日、『第一回きほくラブめし決定戦』が開催されました。
このイベントは、「紀北町らしい、安くておいしいご当地グルメ」をテーマに、プロ・アマを問わず、一般からレシピを大募集。
ルールは、『紀北町の食材を使い、愛を込めて作られた料理である』こと。
そして、この日開催された『きほくラブめし決定戦』で、最終候補に選ばれた9つの『きほくラブめし』の中からグランプリを決定!!
選ぶのは、試食ししていただく来場者のみなさんです。
当日は、地元の人はもちろん、案内を『道の駅』で見かけた…などなど、他の地域からのお客さんも来ていました。
まずは尾上壽一紀北町町長の挨拶があり、最終審査のスタート!
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最終候補に選ばれた9つの料理がこちら。
■『玉ねぎ天ばぁがー』
紀伊長島の老舗ねり物『又吉屋』の名物『玉ねぎてんぷら』をオリジナルドレッシングと共にサンドしたもの。
挟む前に玉ねぎ天を焼くのがポイントだそうです。
考案者は楢井義久さん。
楢井「又吉屋さんの玉ねぎ天はとても美味しくて人気なので、それをバーガーにしたらおいしいのでは、と思って」
■『塩カマス丼』
考案者は、藤原啓嗣さん。
地元での漁獲高が多く、紀北町では馴染みの深いアカカマス。
そのカマスを、『河村こうじ屋』特製の塩麹で味付けして焼き、ご飯の上に乗せました。
■『カキのひつまぶし』
紀北町名物『渡利牡蠣』を使ったひつまぶし。
最後に、だし汁を加えていただくと、一食で3種類の味を楽しめます。
考案者は地元寿司店で働く、浅尾智治さん。
浅尾「最新の冷凍機を使い、『渡利牡蠣』を年中食べられるよう取り組んでいるところです。
そしてこの『ひつまぶし』を、年中、食べられるようしたいと思っています」
■『マンボーホルモン焼きそば』
考案者は服部正孝さん。
地元密着型スーパー『ヤマショー』の名物商品『マンボーホルモン』を、ふんだんに使用。
特製ホルモンダレで味付けされたそばは、ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもピッタリだそうです。
■『カマスとカキマヨのきほく巻』
新鮮なカマスと渡利牡蠣をフライにし、特製マヨネーズソースを絡めて巻き寿司にしたもの。
寿司屋で修業した居酒屋のご主人、小川育夫さんによる考案。
小川「地元ならではの食材を使って、紀北町をもっとたくさんの人に知ってもらうために作りました」
■『青さ・カキ丼』
紀北町矢口浦の『青さ』を、渡利牡蠣の入った炊込みご飯にかけた一品。
渡利牡蠣がゴロゴロ入っているのも嬉しいです。
最後に青さのスープをご飯にかけると、さらに濃厚な美味しさになるそう。
考案者は、地元の青さのり養殖業者の、西村友一さん。
西村「僕はこの大会に企画のほうで参加しているんですが、地域活性化のために生産者ができるアピールも必要かと考え、出品しました」
■『海カレー』
地元で水揚げされる魚介類と、地元野菜を長時間煮込んだ特製シーフードカレー。
渡利牡蠣のフライや鯖の竜田揚げをトッピングして、紀北町らしさを演出しています。
考案者は紀北町で飲食店を営む、植田芳男さん。
植田「このカレールーさえあれば、地元食材を使ったトッピングを色々変えることで、どこでも出せるでしょう。
色々なところに広げやすいというかね」
■『私のじふ鍋 みそ仕立て』
鯖などの青魚と野菜をすき焼き風に煮込んだ紀北町の郷土料理『じふ鍋』。
それをマイルドな味噌味にアレンジしたのが、この『私のじふ鍋・みそ仕立て』。
やさしい母親の味が売りです。
考案者はやはり紀北町で惣菜店を営んでいる、武岡由紀子さん。
武岡「紀伊長島をどんどん盛り上げたいという思いがありまして、今回も、盛り上げの一端を担えたらな、という気持ちで参加しました」
■『マンボ~る』
考案者は上野浩希さん。
紀北の魚である『マンボウ』を使った、たこ焼きならぬ『マンボウ焼き』を、さらにフライに。
生地にはダシのほか、マンボウの肝と、地元産の『生節』が混ぜ込まれています。
上野「たこ焼きより歯応えが柔らかくて、味が濃いのが特徴です」
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そして結果発表。
『第一回 きほくラブめし決定戦』グランプリに輝いたのは、
『カキのひつまぶし』!
一食で3種類の味が楽しめる、地元の名物『渡利牡蠣』の新しい食べ方が評価されたようです。
浅尾「まずは自分のお店から…そして『ご当地グルメ』として、広めていけたらいいなと思っています」
紀北町観光協会の大野眞さん。
大野「今回の『きほくラブめし』で、紀北町のアピールもでき、また『グルメの町』という違う視点も持っていただくことができ、非常に嬉しいです!
レシピを公開して『カキのひつまぶし』をご当地グルメとして広めていくとともに、『きほくラブめし』で、紀北町を盛り上げていきたいです!」
9品の『きほくラブめし』に託された思い…それは地元・紀北町を盛り上げたい、地域をゲンキにしたいという強い思いです。
今ここに、新しいご当地グルメが誕生しました。
そして、同じ思いを持つ人たちの強いつながりも誕生しました。
これも、今回の試みで得た大きな財産です。
『きほくラブめし』は来年も開催予定です!!