三重テレビ『ハピ3!』2018年12月8日放送

日本のお風呂文化とともに歩んできた『おぼろタオル』!
独特な風合いが素敵です!
今回は『おぼろタオル』を作っている工場を見学します!!!
100年以上続く、おぼろタオルの魅力に迫ってみましょう!

カラフルで素敵なタオルが並んでいますね!
そもそもなぜ『おぼろタオル』という名称なんでしょうか。

 

『おぼろタオル株式会社』の取締役、森田壮さんにお話をうかがいました。

「日本画家でもあった創業者の森田庄三郎さんが、タオルの横糸だけを染める技術を開発しました。
その図柄がおぼろげに見えるところから、『おぼろ染めタオル』と命名したのです」

 

お湯や水に濡れると柄が鮮明に浮かび上がるのが特徴だそう。
くっきり見えてきましたね!

 

そんな『おぼろタオル』を作っている工場を見学させていただきました。
まずは『整経』と呼ばれる織り前工程。
糸を巻く準備をしています。
おぼろタオルは一般的なタオルに比べて細い糸を使用しているため、選択しても適度な涼感や柔らかい風合いが長続きするのが特徴です。

 

続いて製織工程。
先程巻いていた糸を、こちらでおります。
おぼろタオルでは密度の粗い織り方で生地を製織。
密度を粗くすることで、薄手で軽く、絞りやすいタオルになります。

 

こちらはプリント工程、つまりおぼろ染め工程です。
文字や絵などをシルクスクリーンでプリント。
『伊勢型紙』の原板をそのまま写したタオルも作っています。

 

おぼろ染めは特殊な染料を使っていて、横糸にしか柄が乗らないようになっています。
おぼろ染めの工程は昔から変わらない製法と、現在の技術を使用。
単色だけでなく多色・濃度調整・プリントとの併用も可能です。

 

このあと、洗いや後処理の工程が入り、最終的に仕上がったタオルがこちらです。

 

工場見学は操業日(月〜金)に、1人からでも要予約で見学可能。
見学では他にも、ミシン掛けや染色工程など、タオル製造工程の最初から最後まで見ることができます。

 

さらに!
12月22日(土)には、おぼろタオルの『お客様大感謝フェア』を開催!
おぼろタオルの特売や抽選コーナー、地元特産の飲食コーナーなど、盛りだくさんです!

みなさん、工場見学もイベントも見逃せないですよ!

 

おぼろタオルの工場見学
場所 三重県津市上浜町3-155
日時 工場の操業日(月〜金)
※年末年始は12月29日〜1月6日休業
料金 無料 要予約 1人〜団体OK
お問い合わせ 059-227-3281

お客様大感謝フェア
開催日時 平成30年12月22日(土) 10:00〜16:00
開催場所 三重県津市北河路町19-1 メッセウイング・みえ
お問い合わせ 059-227-3281