三重県立熊野古道センターの企画展「わが町ふるさと紀北町~海と山が織りなす町~」

■開催期間

平成31年3月2日(土)~4月14日(日)午前9時~午後5時 ※会期中無休

■開催場所

三重県立熊野古道センター企画展示室

■内容

北牟婁郡紀北町は三重県南部に位置し、大台山系の山々とリアス式海岸が続く紺碧の熊野灘に囲まれた自然豊かな町です。年間を通して比較的穏やかな気候ですが、日本でも有数の多雨地帯にあり、町の総面積の約9割近くを森林が占めます。町内には、その透明度の高さから「奇跡の清流」と称される銚子川などの美しい河川や、「紀伊の松島」とも呼ばれる大小の島々が眺望できる風光明媚な海岸線を有する他、世界遺産 熊野古道伊勢路の5つの峠(ツヅラト峠・荷坂峠・三浦峠・始神峠・馬越峠)が通り、トレッキングやアウトドアレジャーを目的とした観光客が訪れる景勝地となっています。
 紀北町は、古くより海と山からの豊かな自然の恵みを生かし、水産業や林業などを中心に発展してきました。水産業では、定置網などの沿岸漁業やカツオの一本釣りなどの遠洋漁業のほか、養殖業、海産加工業など、林業においては、尾鷲ヒノキの植林に代表されます。近年は、世界遺産熊野古道などの豊かな観光資源を活用した産業も盛んになり、新たな地域づくりに向かっている活発な町です。
 当展示では、紀北町の歴史や生い立ち、主な産業、食文化の他、熊野古道を中心とする景勝地や祭り、特産物などについてパネルや動画映像で紹介します。
  紀北町の様々な魅力を県内外の方はもとより、町内の方々にも再確認して頂き、自分たちの財産・宝である豊かな自然と共にある世界遺産熊野古道の大切さを伝えたく開催します。