『ミエてくる』2019年3月1日

南伊勢町東宮の河村瑞賢公園で河津桜が見頃を迎えているという。
サルシカ隊長の奥田は、軽キャンに乗り込み、南伊勢へと向かった!!

その日は午後から天気が崩れるという予報だったので、慌てて三重県津市の自宅を飛び出した。
津から南伊勢まで伊勢自動車道を使っても1時間半はかかる。
結構遠いのだ。

 

いつもなら、伊勢自動車道の玉城ICで下りて、サニーロードで南伊勢の五ヶ所へと下りていくのだが、今回ナビはひとつ手前の勢和多気ICで下りろという。
あとで調べてわかったことだが、南伊勢町の西側に当たる旧南島エリアにいくには、この下道ルートか、紀勢自動車へ抜けて紀勢大内山インターから入るルートがあるらしい。
下道ルートは眺めがよく、走りやすい道で気持ちがよかった。

 

南伊勢に入って、国道260号を西へ。
奈屋浦を越えてしばらくいくと、いきなりこの美しいピンクが目に飛び込んできた。

「おおおおおお〜!! ここか〜!!!」

花が咲くシーズンならば、絶対に通り過ぎることはないのだ。

 

車を停めたのは、河村瑞賢公園。
15台ほどの駐車場があり、トイレも整備されている。
そこで待っているのが、河村瑞賢像だ。

 

「え、かわむらずいけんって誰?」だって?
大丈夫。
ご安心なさい。
わたくしも知らなかった(笑)。

そもそも何度名前を聞いてもすぐに忘れてしまう。
だからここで紹介しておこう。

【河村瑞賢】
江戸時代の政商。
河村瑞賢は、元南伊勢町東宮の貧しい農家に生まれる。
13歳のときに江戸に出て苦労したが、その後、海運航路の開拓や、淀川の治水工事、鉱山開発で功績をあげ、財をなしたと言われている。

 

その瑞賢が見下ろす広大な斜面に河津桜が咲き乱れているのだ。

 

静岡県河津温泉郷に端を発する河津桜の見頃は、2月中旬から下旬。
開花時期が早いこと、花が大きいことで有名だ。
いまは全国のあちこちで見ることができる。

三重県では他にも、紀北町の種まき権兵衛の里などが見どころとして知られている。

 

すまぬ。
これほど桜が似合わぬおっさんもおらぬ。

 

公園から間近に桜を見るのもいいが、ヘアピンカーブを曲がった谷の対岸から見るのもオススメ。
ただし移動の際には、車に気をつけてもらいたい。

 

こちらが対岸からの眺め。
見事に一望できる。

 

こんないいところがあったなんて知らなかったなー。
まだまだ三重県には魅力がいっぱい!
大満足のサルシカ隊長でした!!

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