2019年3月、「伊勢安土桃山城下町」から「ともいきの国 伊勢忍者キングダム」に改名し、海外からのお客さんにもわかりやすく、そしてより魅力的なテーマパークに生まれ変わった「忍者の王国」に潜入!!
「やはり伊勢忍者キングダムに取材にいくべきじゃないかしら?」
珍しく妻M子が取材先を提案してきたのだ。
「伊勢安土桃山城下町」が「伊勢忍者キングダム」に名前を変えたのは今月のこと。
確かにタイミング的にはベストである。
しかしテーマパークとか遊園地とかにあまり行きたがらないのがM子だ。
なのになぜ?
ネットで調べてみると、すぐにわかった。
伊勢忍者キングダムは、最近M子がズブズブとはまりこんでいる「刀剣乱舞」の映画版が撮影されたところなのだ。
撮影現場の紹介がされていたり、刀剣の展示がされているらしい。
M子はそれが見たいのである。
公私混同も甚だしいと言いたいところだが、わたくしが取材先に選ぶところもそんな不純な動機があることが多いので、ちょっくら出かけることにした。
正面入場口でお殿様にお出迎えを受ける。
看板には「伊勢安土桃山城下町」と書いてあるではないか。
どうやらまだ看板などの制作は間に合っていないらしい。
「よし、じゃあまずは新しくなった忍者ショーを・・・」
と言いかけたら、すでに妻M子は安土城へいく無料バスへと向かっていた。
伊勢忍者キングダムの忍者のみなさんには大変申し訳ないが、いまの彼女には怪しく光る刀剣しか見えていないのだ。
というわけで、安土城へ。
久しぶりにやってきたが、やはり見ごたえがある。
実はこの安土城は、この4月から改修工事に入る。
5月中旬までは、展望台と黄金の間の見学はできるらしいが、それ以降は入城できない。
なんと、この安土城はホテルになるのだという!!
驚いた!!
受け付けのおじさんに案内されて門をくぐる。
すぐそこが「刀剣乱舞」の撮影現場であった。
妻M子、積極的に撮影。
城の正面にみて左に回り込んだところも撮影現場。
もちろん映画を観ている妻M子は「うひゃうひゃ」言いながら撮影している。
安土城の最上階にある黄金の間。
本物の金箔に覆われた一室。
まさに天下人の居室である。
ここも映画のクライマックスで使用されたのだという。
M子は映画のシーンの解説しまくり。
うるさい(笑)。
いまこちらには、全国から刀剣女子(刀剣乱舞ファンのみなさん)がぞくぞくとやってきている。
中にはこんなコスプレをしている方々も。
刀剣女子のみなさんにとって、ここは尊い聖地なのだ。
巡礼の場所なのだ。
さっきも書いたが、城に入れるのは2019年5月中旬まで。
刀剣ファンのみなさんは急いで参るのだ!
あと、城下町には「刀剣館」も設けられ、ウン百万円もする歴史ある刀剣などが展示されている。
これもぜひチェックされたい。
また土日には、刀鍛冶がカンカンと刃を鍛えるという。
これは刀剣ファンでなくても見てみたいものだ。
ここに来たらショーを見なくてははじまらない!!
新しいセットになった大忍者劇場で、激しくも軽やかな、そしてかなり笑える忍者ショーをようやく鑑賞。
忍者のみなさん、順番が逆になってすいません、ホントにもう。
ショーのあとには、トップの写真のように記念撮影もできる。
サービス精神にあふれている忍者さんたちなのだ。
他にも伊勢忍者キングダムには楽しいアトラクション、アクティビティがある。
いま人気なのは、全長440メートルのツリーアドベンチャー。
忍者となって木々を渡る「忍者森のアドベンチャー」。
広大な伊勢忍者キングダムのすべてを使って楽しむ謎解きゲーム「信長」も人気らしい。
ぜひとも体験してもらいたい。
さて。
ショーを終えたわれわれが向かったのは、これまたパワーアップした食事処。
その名も合戦大食事処である。
こちらはでは伊勢志摩の新鮮な海産物のバーベキューの他、ビュッフェも楽しめる。
食事処は園外からもアクセスできるので、お昼時はこの賑わい。
海鮮炭火焼きにするかビュッフェにするか、M子はさんざん迷っていたが、最終的にビュッフェを選択。
その理由は・・・・
カニ!!
カニが食べ放題なのだ。
しかも!
鳥羽の焼き牡蠣までもが食べ放題!!
観光地の食事だからといって侮るなかれ。
伊勢志摩の海鮮、三重の食材をふんだんに使った料理が堪能できる。
・ランチビュッフェ(毎日11:00〜15:00)
大人2200円 小学生1000円
・ディナービュッフェ(土日祝)17:00〜20:30)
大人2980円 小学生1480円
食事のあと、再度城下町をめぐって、ふらりと賭場へ。
そうです。
本来ならばイケナイ人が集まるところですが、ここはお遊びなのでOK!
わたくしは生まれて初めて丁半博打を経験したのであるが・・・・
すってんてんにやられました!(笑)
いやー、楽しかったなあ。
いま中部国際空港と三重県の津をつなぐ津エアポートラインの船は、忍者高速船として、楽しいデザインと仕掛けがされている。
この船に乗って三重に上陸し、伊勢や伊賀で忍者と出会う・・・そんな新しい流れが出来そうな気配。
海外の方も、日本の方も、そして三重にお住まいの方も!
忍者の王国に参るでござる!