桑名市多度町にある多度グリーンファームは、いま、東海エリアで話題の人気スポット！
いちご狩りはシーズン中、平日も予約でいっぱいです！

多度グリーンファームは完全予約制。
時間ごとに案内をしています。
こちらの予約解禁日は、前月の15日。
そう、イチゴの日。
その日は朝から電話が鳴り止まず、すぐさま予約が埋まっていくといいます。

「今日は家族で来ました。
ベビーカーを押しながらいちご狩りができると聞き、こちらを選びました。
いちごも甘くて美味しいです！」

『多度グリーンファーム』代表の横井真人さんに、お話を伺いました。

「こちらでは三重県産の『かおりの』をはじめ、『紅ほっぺ』『とちおとめ』『女峰』『おいCベリー』『レッドパール』など17種類のいちごを栽培しています。
26棟あるハウスの中に、必ず3〜4種類のいちごを入れていて、お客さんが食べくらべできるようにしてあります」

いちごは、「いちごさん、こんにちは」と、前に倒すと簡単に取れるそう。
『かおりの』は、とても香りがよく、甘みも強いです！

いちごの棚が2段になっているのは、小さい子や車いすの方が座ったまま取れるようにとの配慮から。

車いすやベビーカーにもやさしい多度グリーンファーム。
一方で、このようなチョコレートフォンデュタワーなど、新しいアイテムを導入してお客さんの満足度をさらに高めています。

そしてこれからの季節、大いに盛り上がるのが、こちらのバーベキューコーナー。
席数なんと500席！
すべてに屋根がついているので雨でもOK。
桑名を代表する精肉店と提携していて、手ぶらで桑名自慢の味をバーベキューで楽しむことができます。

また受付棟の奥には、直売所もあります。
季節の野菜やフルーツ、そしていちごも販売しています。
こちらだけの利用も可能ですが、いちごは早々に売り切れるのでご注意を。

そして忘れてはいけないのが、こちらのスイーツ！
最近では、こちらのスペシャルスイーツを目的に来園する人も増えているとか。
この日、パンケーキに使われていたいちごの数は、なんと13粒！
1パック以上入っていますよ。
いちごはその日に収穫できた品種を使っています。

横井さんはブラジルでサッカー選手として活躍。
引退して帰国後、『多度グリーンファーム』を引き継ぎました。

「帰国したときにちょうど父がこの場所を借りて事業をはじめることになり、16年前はじめた時は、いちごのハウスも２つでした。
それから毎年毎年少しずつ大きくしてきて、現在いちごハウスは26棟、バーベキュー場も作って増やし、一人でも多くの方に楽しんでいただける観光農園にしたいという思いで日々営業しています」

と、横井さん。

この日は小さなお客さんが来ることになっていました。
それは多度保育園（４月から『耕逸山たどこども園』）の年長さん総勢30人。
実は『多度グリーンファーム』は13年前から、桑名市多度地域の幼稚園、保育園の、すべての年長さんを、なんと無料で招待。
数日に分けて案内していています。

見てください、この子どもたちのうれしそうな顔！
多度町の園児たちは、この日を本当に楽しみにしているんだそうです！

最後は、多度グリーンファームのキャラクターである『ごーたん』とふれあい。
この楽しくて甘い思い出が、地域の愛する気持ちにつながればと期待しています。

「今日は欠席もなく全員参加で（笑）。
このいちごを食べたいということで、全然欠席がないというのがまた素晴らしいと思いますし、それだけ楽しみにしていたのかなとうれしくなりますね。
『多度グリーンファーム』さんいろいろよくしてくれるので、多度の子どもたちはとても幸せだと思います」

と、多度保育園（４月から『耕逸山たどこども園』）の加藤隆明園長さん。

「はじめた13年前はもっと少ない人数だったのですが、人口が増えて、子どもたちもどんどん増えています。
正直、こちらの負担も大きくはなりますが、子どもたちの笑顔を見るとね、絶対来年もやらなければならないという思いになるので、この先も続けていこうと思います。
このファームはまだまだ完成形ではないと思っているので、もっともっといろいろなアイデアをつぎ込んで、もっともっと大きなファームにして桑名の観光スポットの一つになれるようにがんばっていきます」

と、横井さん。

桑名を代表する観光スポットを目指す『多度グリーンファーム』！
いちご狩りは6月中旬まで。
4月から金・土曜はナイター営業を開催！
くわしくはウェブサイトをご覧ください。