三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2019年5月5日

志摩市阿児町に今年1月にオープンした三重の地酒を取りそろえた『KANPAI ISESHIMA』!
2016年に開催された伊勢志摩サミットで、首脳陣の食事や乾杯に三重の地酒が使われたことにより、全国的にも注目されている三重の地酒。
『KANPAI ISESHIMA』では、「三重県をさらに美味しくする酒屋」を目指して、三重県のさまざまな蔵元の酒や地ビール、県内各地域のおつまみなども販売!
店内には試飲スペースもあり、気軽に三重の地酒を楽しむことができます!

志摩市阿児町鵜方に今年1月、三重の酒と食の専門店『三重の酒と食の専門店KANPAI ISESHIMA』がオープンしました。
既に大きな話題になっているとのこと、さっそくお邪魔してみましょう!

 

伊勢志摩サミットの開催地にオープンした『KANPAI ISESHIMA』は三重の酒と食の専門店。
県内にある35の蔵元のうち、28場(じょう)の日本酒を取り揃え、また酒に合うおつまみも用意しています。
店内には有料でテイスティングできるバーも併設され、三重の地酒の発信基地として話題になっています。

 

店内入り口に置かれた酒樽は、開店が決まったときに県内の蔵元さんたちから送られたもの。

 

店内は手前はリキュールなど飲みやすいものが並べられ、奥に行くに連れて日本酒に。
冷蔵庫の中にも日本酒がたくさん入っています。

 

『KANPAI ISESHIMA』の竹内伸樹さんに、こちらのお店で取り扱っている商品についてお聞きしました。

「こちらは三重県のお酒と三重県の食べ物を専門に扱う酒屋になります。
お酒と食というのは合わせてさらに美味しくなるものなので、三重県の食をいろいろと集めて、提案させてもらっています」

 

『お伊勢さんドライメロン』は、伊勢市小俣町産のメロンをドライフルーツにしたもの。
『たべるかつお節』は『かつおの天ぱく まるてん』が生産。

「志摩市の波切で鰹節を生産している会社が作っているの『たべるかつお節』はおやつになるような鰹節です。
お酒とお出汁って相性がいいものですから、こういうものを食べながらお酒を楽しんでいただきたいですね」

と、竹内さん。

 

そして『KANPAI ISESHIMA』の最大の特徴がテイスティングコーナー。
常時10種類から最大20種類の日本酒を試飲できるそうです。
試飲はどれも1杯300円。
成人していればどなたでも利用可能です。

 

一方、『KANPAI ISESHIMA』のルーツを求めて訪ねて来たのは、志摩市和具にある昭和38年創業の『べんのや』。
『べんのや』は、三重の地酒を中心に扱う全国的にも知られた酒屋さん。
さきほどの『KANPAI ISESHIMA』とは違い、『ザ・酒屋さん』という雰囲気です。

 

なんとこちらのお店にも竹内さんが!
実は竹内さんは『べんのや』の三代目。
13年前、販売の中心を三重の地酒にシフトしました。
三重の地酒専門店『奥志摩の酒商人 べんのや』は、インターネットを通じて三重の地酒の情報を発信。
トップクラスの品揃えを誇ります。

「伊勢志摩は全国的に発信できる場でもあるし、酒屋として何ができるかというのを考えた時に『地酒』が浮かびました。
地酒にこだわりだしてから蔵元さんを巡って、いろいろお話を伺って店の形態を固めていきました。
三重県のお酒は『伊勢志摩サミット』でかなり全国的にも知名度上がりましたが、その時だけのブームとして終わらせるのではなくて、良い物をさらにしっかり全国にお届けできる店にしていきたいと思っています」

と、竹内さん。

 

その日の午後、『KANPAI ISESHIMA』では、ある小さな催しが開かれていました。
カウンターの中にいたのは、三重を代表する蔵元の女将さんふたり。
酒屋八兵衛で有名な『元坂(げんさか)酒造』の女将さんと、半蔵の『大田酒造』の女将さんです。

 

そして、その日本酒に合わせるのは、鳥羽浦村の牡蠣。
牡蠣のアヒージョなどを販売する『マルサ商店(かき太郎)』の佐藤さんが出張してふるまいます。
まさに三重の地酒と、三重を代表する食のペアリング。
三重の魅力を存分に味わっていただこうという催しです。

 

「おつまみも美味しいので、どんどんお酒も進んじゃいます。
酒蔵さんが来てくれているので、お酒のこともどんな経緯で作られたのかもわかり、とても楽しませてもらっています」

「酒屋さんやけど、カウンターもあって試飲できるというのは嬉しいですね。
イベントで飲み放題というのも新しいですし、この動きを推して行きたいですね。
また来たいです!」

と、イベント参加者の人たち。
手応えを感じますね!

 


「今日は牡蠣と『たべる鰹節』をお出ししていますが、本当にここの地物なので、合うのはもちろん、その美味しさとお酒との合わせ方などでお話が弾んでいたみたいで、いいですね」

と、半蔵の大田さん。

「土地のものと土地のお酒は、合うのは間違いないと思ってますが、やはり知らない方もいらっしゃるので、今日みたいに牡蠣とか『たべる鰹節』とか、とても合うというのがわかってもらえると、三重の食材とお酒が一緒に歩いて行ける気がしますね」

呑んで食べて、語って笑い合って。
三重の魅力がここから広がります。

「三重県にこだわって・・・所在地が伊勢志摩なので、やはりそこから発信したいとの思いが『KANPAI ISESHIMA』という店名になっています。
お酒を軸にして伊勢志摩をもっとさらに知ってもらいたいので、『べんのや』の通販で買うのも良いですし、実際にここに来ていただけるような仕組みを作っているところです」

と、竹内さん。

『KANPAI ISESHIMA』も協力する三重の酒と食のイベント『伊勢志摩SAKEサミット2019』は、2019年5月26日に伊勢の高柳商店街で開催です!

 

三重の酒と食の専門店KANPAI ISESHIMA
住所 三重県志摩市阿児町鵜方1224-3
TEL 0599-44-0707
営業時間 10:00~19:00(12~14時は配達業務の為、CLOSEとなります。)
定休日 火曜日(臨時休業あり)
https://www.facebook.com/kanpai.iseshima/