今年に入ってやたらと仕事が忙しく、また大学進学でひとり暮らしをはじめる娘の引っ越しで長距離ドライブはいなきゃいかんわ、重い荷物をえっちらこっちっらと運ばなくちゃいかんわ、家具は組み立てなくちゃいかんわ、で、もうヘロヘロであったのだ。

が、４月に入ったら、この「ミエてくる」の取材で、三重県内のキャンプ場をどんどん回ろうということになっていた。
せっかくだから実際にキャンプをしてレポートをしようということになっていた。

なのに、時間が取れぬままもう４月も下旬に入り、わたくしは焦りまくっていたのだ。
そんな時、妻M子がふと思いついた。

「せっかくだから温泉のあるキャンプ場へ行って、温泉に入ってのんびりしつつ取材をしたら？」

なるほど！！
その手があったのか！
えらいぞ、妻M子！
わたくしは妻を抱き寄せ、ブチュ〜とキスをして軽キャンカーに放り込んだのであった（もちろんウソです。笑）。

そんなわれわれが向かったのは、三重県伊賀市島ヶ原にある島ヶ原温泉やぶっちゃの湯。

天然温泉の「やぶっちゃの湯」がメインの施設だが、自然を展望できるお食事処「さなぶり」、地元の農家から届いた新鮮野菜を販売「野良じまん」、他にもオートキャンプ場、テニス、パターゴルフ、グランドゴルフなどなど、さまざまな屋外レジャーが楽しめるところなのだ。

到着したのはお昼ちょうど。
わたしたち夫婦はそのまま食事処の「さぶなり」へ。
こちらは窓が大きく広がっていて、木津川を一望することができる。
料理も軽食からガッツリ系まで揃えている。

妻M子が注文したのは、里山の田舎小鉢12品盛り（1240円）。
ヘルシーな日本食が小鉢にずらり。
限定20食のおすすめメニュー。

わたくしはガッツリとカツカレーをいただいた。

そのあと、地元伊賀の農産物が並ぶ産直市場「野良じまん」へ。
キャンプの食材を買い足す。
山菜を買って楽しもうと思ったが、今年は気温が低くてまだあまり出ていないようであった。
これが掲載される頃、GW明けぐらいには並ぶはずだというので楽しみにしていてもらいたい。

わたしたちはワサビ菜と名物の草餅を購入。
キャンプ場でいただくことにした。

さあ、キャンプ場にチェックインしよう。
手続きは温泉の受付で。

キャンプサイトはトイレや炊事場が各サイトについたAタイプと、通常のオートキャンプサイトのBタイプがある。
今回私たちはAタイプを申し込んでみた。

料金等はこちらのHPをご確認ください。
http://www.yabutcha.com/?p=21

こちらがオートキャンプ場　Aサイト。

眼の前にはこんな木津川の風景が広がっている。
川には下りられないのが残念だが、夏季は大きな水遊び場がオープンするので子どもたちは十分楽しめそう。

わたしたちが利用したサイト。
なんと！
車をいれたすぐ横にトイレや炊事場の建物がある。
車のすぐ横にタープを張って、カーサイドタープとつなぎたかった我々としては、「おーまいが！」であったが、トイレと炊事場が便利なので許すことにする（笑）。

こちらが炊事場。
駐車スペース側にあるのが残念。

そしてトイレの出入口が反対側のテントスペース側に。
どういうイメージでデザインしたんだろうなあ。

いろいろ文句を言いつつも、タープを張ってご満悦のわたくし。
高規格で便利だし、掃除は行き届いているし、すばらしいところである。

落ち着いたところで、歩いて「やぶっちゃの湯」へ。

キャンプ場利用者は100円引き。
そして宿泊期間中は何度でも温泉に入ることができる。

わたくしなんぞ、テントを建てて汗をかいて１回、夕食まえに１回、本格的に飲む前に１回と、計３回も温泉に入った。
まさに温泉三昧！
疲れた身体を癒す「湯治キャンプ」なのだ（笑）。

しかもこちらの温泉の泉質がすばらしいのだ。

やぶっちゃの湯は、等張性といって、体液の浸透圧にとても近い泉質をしている。そのため、長湯をしていても疲れにくく、小さなお子さんや高齢者でも安心して入れる温泉なのだ。

とくにかけ流しの源泉は、湯の温度が36.7度。
ほぼ人間の体温のため、完全に湯と一体化して、疲れだけでなく、煩悩やら悪霊まで湯に溶け出してしまいそうな気配なのである。

疲れが取れたら、やはりビールである。
このあとはもう取材なんぞすっかり忘れてしまって、食べて呑んで、呑んで食べて大ハッピーだったのである。

さあ、次はどこのキャンプ場にいこうかな〜。

動画版はこちらからどうぞ！！
https://youtu.be/14QEv81Btao