約400 年の伝統を受け継ぐ裸祭り!「ざるやぶり(神事)」

■開催日時

2019年7月15日(月祝)18:00~21:30
※雨天決行

■開催場所

八雲神社(河芸町一色地内)

■内容

毎年7月15日の夜、河芸町一色では市指定無形民俗文化財の「ざるやぶり」神事が行われる。
この「ざるや ぶり」神事の由来は、室町時代中ごろ、近江源氏の末えいといわれる三井氏一行が、転戦の末、一色海岸にたどり着いた時、空腹のあまり民家に入り、「よまし 麦」を家人と奪い合った故事にちなんでいる。当時の祖先を追憶し、豊漁と安穏無事を祈願するという祭礼として行われるようになった。祭礼は、河芸町一色の八雲神社で、7月15日20時の花火の合図とともに、ふんどし姿の若者たちが、「ワッショイ、ワッショイ、ワーイ」の掛け声で神社に駆け込み、数十人の裸の若者が練り合い、冷水をかけ、約20分ほど練り合い、第1回目の練りが終わる。小休止の後に、花火を合図に社前で、さらに拝殿の中でも、練り合いが行われ、第1回目よりさらに人数が増し、熱気を帯びた男たちに冷水をかぶせる。約30分ほどでいったん引き上げる。第3回目、21時ごろから最後のもみ合いが始まる。人の上に人がのしかかり、一段と熱気を増し、いよいよクライマックスに突入する。前日から白米を入れて 用意した直径約90センチメートルの「たんばざる」を、若者たちがお互い引っ張り合い、奪い合う。その様はさながら騎馬戦のようで、ざるは破られ、ちぎら れる。その迫力に圧倒されることだろう。年に一度のこの神事、一度見に行かれてはいかがだろう。