新しい古道の歩き方「大又国有林・竹の平を訪ねる」

■開催日時

令和元年10月20日(日)午前8時~午後4時
※雨天の場合10月27日(日)に順延

■集合場所

熊野古道センター

■内容

熊野市の北部にある大又国有林では、大正時代、竹の平に製材所が設置され、森林軌道と策道にて多くの木材を運搬していました。当時、この地で事業に従事する作業員は、家族を含め百数十人という記録が残っており、生活物資を供給する購買部や、小学校の分校などもありました。昭和12年には、大又森林修練道場が竹の平に開設され、高等小学校を卒業した少年たちが泊まり込みで林業について学び、厳しい訓練を終えた後は各地で活躍するようになりました。終戦後も事業は続きましたが、平成7年に大又製品事業所が閉鎖され、現在の竹の平には石垣に囲まれた跡地だけが残されています。74年間にも及ぶ大又国有林事業は、熊野市にとって経済的にも、教育文化的にも大きな影響を及ぼしたといえます。今回のトレッキングツアーでは、熊野市飛鳥町の大又国有林を歩き、石垣などの生活跡が残る竹ノ平の集落を訪ね、当時の山域でどのような営みがあったのか、往時を振り返りたいと思います。

【スケジュール】
8:00 受付開始
8:30 熊野古道センター発(乗り合わせ・佐渡林道経由)
11:00 竹の平にて散策昼食
16:00 熊野古道センターにて解散
※参加者には後日詳細を郵送いたします。
【対 象】健脚者向(歩行距離約11km)
【持ち物】歩きやすい服装と靴、弁当、飲料、雨具、その他各自必要なもの
【参加料】 500円 (保険料・資料代含む)
【定 員】20名(要申込・応募多数の場合抽選)
【受 付】 9月10日(火)~10月5日(土)午後5時
【案内人】橋本博主任コーディネーター