三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2019年10月20日

『おしごと体験ワールド』は、地域に根ざした様々な仕事を体験してもらうことで子どもたちの将来の仕事選びに繋げていこうと鈴鹿商工会議所青年部が企画・運営!
今年で3回目の開催です!

鈴鹿市文化会館で、9月23日に『おしごと体験ワールド』という体験イベントが開催されました。
企画・運営したのは鈴鹿の経済のこれからを支える若手経営者のみなさんが所属する『鈴鹿商工会議所青年部』、通称『鈴鹿YEG』。
鈴鹿のまちを支える様々な仕事を知ってもらいたいという思いからイベントを開催し、今年で3回目となります。

 

「僕たち鈴鹿で商売する人間が、子どもたちに鈴鹿にある仕事を知ってもらい、将来鈴鹿でこういった仕事をしてみたいなと思ってもらえることを願って企画したイベントです。
連日連夜、仕事が終わってから会議をして今日に挑みました。
今年で3回目となりますが、連続で開催していると子どもたちにも知ってもらえるようで、参加体験人数は徐々に増えています。
今回はより仕事をリアルに体験して欲しいということで、建設機械に乗るだけだったこれまでに対して、測量をしたりなどの技術的なものも取り入れた体験となっています」

と、『鈴鹿YEG』の会長、望月卓透さん。
『おしごと体験ワールド』は、地域に根ざした様々な仕事を体験してもらうことで子どもたちの将来の仕事選びに繋げていこうと、未来創造委員会という担当の委員会を設け2017年からスタートしました。

 

よりリアルに、たくさんの仕事を体験してもらいたい。
そうなると準備は大変です。
イベント当日は早朝から、午前10時の開催に向けて最終準備に取り掛かります。
時間が足りません!

 

会場を忙しく走りまわるのは、鈴鹿商工会議所青年部『未来創造委員会』委員長の清水健太さん。
『おしごと体験ワールド』の責任者です。

「今朝は朝5時半からメンバーがみんな参加して、準備を進めてまいりました。
全部で25個ぐらいのブースが出る予定で、沢山の子どもたちを受け入れられるように設定をさせてもらってます。
本当に楽しく、鈴鹿にあるいろいろな仕事に見て、触れてもらって子どもたちの未来に繋げていってもらえたらなという思いでさせてもらっています」

 

午前9時すぎ。
モトバイクの華麗で豪快な技の披露から、オープニングセレモニーが始まりました。
鈴鹿市の末松則子市長による挨拶もありました。

 

そして午前10時。
受付にはすでに行列が・・・昨年を上回るほどの人出です。

 

キッチンカーでの接客販売、建設業、整備士・・・さまざまなおしごとがありますね!

 

他にも、モトクロスやサッカーの、プロスポーツ体験。
測量しながらの宝探しや足場作り体験などなど、本当に盛りだくさんです!

 

中でも一番人気だったのは、こちらのラーメン打ち体験。
麺を粉から打ってつくる本格的な体験です。
子どもたちが麺を打ってつくったラーメンは、お父さんやお母さんと一緒に試食。
うーん、これはなかなかできない体験ですねぇ。

 

「今回は作るだけではなくて、実際に食べてもらうところまでをやってもらったので、作る喜びと食べる喜びの両方を感じてもらえたかなと思います。
片付けまですることで、飲食サービスという仕事はこういうものだとわかってもらえると、一番嬉しいですね」

と、『鈴鹿YEG』の泉晃多さん。

 

他にも女の子に人気のハンドマッサージ、美容師・ヘアアアレンジ体験。

 

「美容師さんたちは楽しいのはわかっていたけど、大変だとは思ってなかった。それが理解できてよかったなと思いました」

「楽しいし、将来の夢が早く決められそうです」

おお、『おしごと体験ワールド』を開催した『鈴鹿YEG』の思いが伝わっていました!

 

左官体験も行っていました。

「漆喰塗りは手が疲れますが、キレイになったときは気持ちがいいと子どもたちが言っています。
これを機に若い子たちが興味を持ってくれたら・・・これからどんどん継承していかないとね」

と、『鈴鹿YEG』の伊藤智一さん。

 

「僕たちは企業同士のお付き合いが多くて、一般の消費者さんていうか、こういったお子さん方に触れる機会がなかなかないので、それだけにみんなとても楽しみにしていました。
特に大きな問題もおきず、本当に良かったです」

と、安藤都月さん。

「子どもたちが楽しく笑顔で、体験しているのを見て本当に嬉しく思いました」

と、前田哲さん。

 

「今回は今まで以上に体験数を増やして、受け入れの数も人数も増やしてみたんですけども、なかなか触れられない仕事に触れてもらえるというのはとても感触が良かったと思います。
子どもたちにどんどん仕事内容を広めていって、地域の人たちともリンクしながら盛り上げていきたいですね」

と、清水さん。

「みんな笑顔でいろいろな体験をしてくれたので、僕たちも自分の仕事により誇りを持てる結果になりました。
今日の体験を通じて、将来あの仕事をしてみたいな、この仕事をしてみたいなぁという幅を広く持って頂いて、地元鈴鹿で働いてもらえるのが、僕たちの一番の願いです」

と、会長の望月さん。

『おしごと体験ワールド』は来年も更にパワーアップして開催の予定です!
みなさんぜひお楽しみに!