三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2019年11月3日

伊勢市小俣町を拠点に県内各地で活動する昭和生まれの「おやじ」12名で結成されたダンスチーム!
メンバーの平均年齢は50歳! 
チーム名のランベイゴウは英語で「腰痛」のこと。
黒いスーツにサングラスをかけ、映画「ブルースブラザーズ」さながらのいでたちで、地元のイベントなどのステージに立ちます!
普段は大工、飲食店店員、会社員とそれぞれに仕事を持ち、週に一回集まって練習に励む「オヤジたち」の熱い思いを紹介します!

決して足取りは軽くないけれど・・・リズムに合わせて懸命に踊るのは『おやじダンサーズ、「Lumbago(ランベイゴウ)」』のみなさん!
伊勢参宮街道の最終宿場町として栄えた歴史豊かな小俣町で、昭和生まれのおやじが12人で結成し、来年で10周年。

今や県内のイベントや介護施設等から引っ張りだこの存在。
まだまだ若い世代に負けてはいられないと、自分たち自身が存分に楽しみ、地域を盛り上げています!

 

小俣町内にあるレンタルスタジオで、毎週水曜日、夜8時半から、『おやじダンサーズ「ランベイゴウ」』のみなさんが練習をしています。
とてもおしゃれなスタジオで格好良くダンスの練習・・・と思いきや、ラジオ体操?
年齢層も、こう言っちゃなんですが、やや高め・・・。
いろんな年齢、ご職業の方がいらっしゃるということなんですね?

 

奥村剛さんは59歳でお仕事は清掃業。
北村崇師さんは34歳、会社員。
久保明さんは39歳の会社員。

 

中谷功さんは56歳、会社員。
山中孝夫さん45歳、会社員。
鳥山光一郎さん54歳、木工業。

 

米田正司さん54歳、製造業の会社員。
安部琢美さん54歳の大工さん。
北村伸一さんは55歳でハウスクリーニング業。

 

そして代表の山中明人さん56歳は、縫製業で服を作っているそうです。

「グループ名の『Lumbago(ランベイゴウ)』とは医療用語で『腰痛』という意味なんです。
腰痛持ちがたくさんいますからね。
名付け親は腰痛持ちの奥村さんです。
昔、地域の祭でダンスコンテストっていうのがあって、子どもさんとかお母さんたちがいっぱい出ていたんですよね。
これをおっさんばかりでやったら面白いだろうな、と。
今でもマネージャーしてもらっている奥村さんに相談をしたところ、先生を連れてくるからやってみようとなって、募集をかけたところ、来たのはたった一人!
その一人が鳥山さんでした」

 

「リーダーとマネージャーが作ったチラシが配布されたそうなんですが、誰も知らない幻のチラシだったそうで、それを息子がもらってきて、ダンスのダの字も知らないけれど、まあやってみようかな、と」

 

『Lumbago(ランベイゴウ)』マネージャーの奥村幸恵さん。

「ダンスをやろうかなと言われた時、最初は冗談か本気かわからなかったのですが、意外と何回も言ってくるので・・・。
もし本気だったらお年寄りになったときに後悔するのではと思い、今のうちに始めたほうがいいかなと思いました」

その後、伊勢市小俣町出身・在住の友人や仲間を、なかば強引に引っ張り込み、9年前にダンスユニットを結成。

 

地元の祭りでステージデビューしたところ思った以上に受けて、あちこちの施設やイベントから声がかかるようになりました。
現在メンバーは12名でイベント出演や施設訪問等県内各地で活動中です。

 

さて、この日は以前覚えた振り付けのおさらい。
すぐ忘れちゃうので、ステージの前に改めて特訓をします。
思ったより本格的です!

 

こちらがオヤジたちの指導役、北村先生。
代表・山中さんの息子さんのお友達で、彼女もおじさんたちに半ば強引に?引き込まれました。
北村さんに、みなさんの成長具合をお聞きしました。

「とても失礼な言い方なんですが、この歳からでも始めることで何でも成長するんだなと思います。
経験したステップとかは細かく教えなくてもやってくれますし、足の運びとかもちょっと見たら、あっこっちへ回るんだなとか、右脚前でターンするんだなっていうのも成長していると思います」

 

「今年は8月には念願の『すずフェス』にの舞台でダンスを披露できたことがとても嬉しかったですね。
一生懸命練習した成果が出たり、賞をもらうと嬉しいですし、もらって喜んでるオヤジたちを見るのも嬉しいです」

「リーダーが同級生なんですよ、
まぁいっぺん見学来てみたらって言って来たら楽しそうなんで始めたんですけど、人生は何か変わったと思います」

と、北村伸一さん。

「『ランベイゴウ』の動画見たんですよ。
みんなでラインダンスやってるのを見てこれは楽しそうやって・・・あの一員になりたいって思って入ってきたんですけど、頭も使うし楽しいですねやっぱり」

と、中村さん。

「自分は事務系の仕事なので、ほとんど動くことがありませんでした。
ダンスを始めて体が動くようになってきました」

と、山中孝夫さん。

「休みの日にいろんなことがあって、楽しく過ごせるっていうのはいいと思いますね」

と、安部さん。

「だいたい今、50代半ば。
30周年くらいまではやろうとして、80代でしょ?
ゲンキだったら十分踊れると思うんで、まぁ30周年目標としてやろうかなと思っています」

と、米田さん。

 

『ランベイゴウ』のみなさんのお昼の顔を見てみようということで、リーダーの山中さんの経営する縫製所へとやってきました。

「僕は縫製屋をしています。
一応切るのがメインなんですけど・・・」

昼間お仕事をしていて、夜ダンスの練習をして・・・これを10年も続けているなんて、大変ですね!

「いや、全然大変やと思わないです。
仕事は仕事で、ダンスはダンスで自分の趣味・・・疲れるは疲れますけど、みなさんが喜んでくれるのを見るのが一番気持ちいいですね」

 

レッスンの終わりにステージ衣装で踊っていただくことに。
素敵です!

仲間と楽しく踊ってみたい!
そんな一言で始まったおやじダンスチーム!
腰痛に負けず、五十肩に負けず。
そして日々の筋肉痛にも負けず。
おやじダンサーズ「ランベイゴウ」のみなさんは、踊ります!!
まずは自分が明るく楽しく輝く。
オヤジたちのゲンキが地域のゲンキへと繋がります!

『おやじダンサーズLumbago(ランベイゴウ)』。
出演等の予定はFacebookでご確認を!
メンバーも絶賛募集中です!