FM三重『ウィークエンドカフェ』2020年1月25日放送

今回のお客様時は、菰野町にある薪ストーブのお店『株式会社チムニー』の野村吉弘さん。
ログハウスの魅力を知り、そこで薪ストーブと出会います。
野村さんにとって究極の癒しが、薪ストーブだそうです。
お店には、常に30台ほどの薪ストーブが展示されています。
デザインや大きさ、機能性などお客様と一緒に考えていきます。

い人が薪ストーブに興味を持つようになった

再生可能エネルギーが見直されるようになり、季節に関係なく『薪ストーブ』に興味を持たれる人たちが増えました。
年齢が若くなったことを感じます。
今の若い人たちは、火を使ったことがないという方も結構いるので、逆に憧れるのかな、と感じます。
今は、薪はほとんど、買われる方が多いですね。
薪屋さんも増えてきたので、そのあたりは心配ないと思います。
今、薪ストーブを家に導入するのは普通になってきましたね。
やはり癒やしですかね。
確かに飽きないです。
ずっと薪ストーブの前に座って、炎を見ていられます。
もともと自然が好きだったので、ログハウスなどの仕事したいと思っていました。
ログハウスと薪ストーブは付き物なので、この世界に入ったような感じですね。

 

ーロッパスタイルのシンプルなタイプが流行り

どれを選んでも、誰でも扱うことのできるストーブです。
むしろ、自分の好みでパッと見、姿が美しいなあという感じで選んでも大丈夫です。
日本の文化からすると、薪ストーブはなかったものなので、関わったことがないので、イチから教えて行くというのがありましたが、最近は雑誌やインターネットがあるので、そういうので勉強してからウチに来て選ばれる方が増えてきました。
調理できる薪ストーブもあるので、むしろ奥様がストーブを導入して、子どもにパイやピザを焼く・・・なんてことを考えて購入する方もいらっしゃいます。
本当に本格的に料理ができるので。
最近ちょっと変わってきたのが、もともと薪ストーブは暖房器具でしたが、近頃は見た目も洒落ている、『ヒーティング・ファニチャー』という、家具になりつつありますので、選択肢もかなり増えてきました。
多少違いますが、機能はほぼ一緒で、国によってデザインが違うような感じですね。
基本的にはヨーロッパのストーブが多くデザイン的にもスッキリしています。
アメリカのものはデザインが派手なものが多いですね。
今はたくさんありますので、選ぶのも難しいかと思いますが、じっくり見て選んでほしいですね。
炎が見えているということで、目から入ってくる暖かさもありますから、他の暖房器具と比べるとずいぶん違うと思います。
また、部屋の中に排気をしないので、逆に匂いがしないですね。
懐かしさを出すために、僕はあえて煙を室内に出すこともあります。
僕の年代から行くと、懐かしい気持ちになりますね。
匂いと、目から入る暖かさと・・・あとは実際に温かいストーブですから。
そのあたりが魅力だと思いますね。

 

や床など家を温めてくれるのが薪ストーブの魅力

遠赤外線なので、空間を温めるというより、家全体の壁や天井や床を温めるという感じで、かなりぬくもりが違います。
今年は暖かかったので、みなさん焚きだしは遅かったようですが、それでも11月くらいには焚き始めていましたね。
最近は焚きだしと焚き終わりが遅くなりましたね。
11月に始まって、4月くらいまで焚いている方が多いです。
みなさん、火が焚きたいんでしょうね。
少しでも寒くなったら、すぐに火を入れていると思います。
冬が待ち遠しいと、みなさん言いますね。
人気なのはヨーロッパのストーブ。
やはりデザインが洗練されていておしゃれですから。
薪ストーブを導入する方は、薪ストーブを中心に家を考えることが多いので、そうなるとやはりデザインが良い家が増えてきていると思います。
他の暖房器具と違って、自分で薪を割るのも楽しいし、寒くなったら自分で作った薪を焚く・・・その生活が楽しいんじゃないですかね。
自然を考えるようになってきますけど、むしろ使っているものが自然のものなので、何も考えなくても環境に良いんですね。

 

客様というより友達のような関係に

良さは入ってきた途端にわかると思います。
薪ストーブを使っている間はずっと、お付き合いさせてもらう感じですね。
一番長くお付き合いのあるお客様は、20年以上になりました。
長く大切に扱ってもらう商品とともにお客さまとのご縁が続いていきます。
お客様というより、もう友達感覚となっている方もけっこういます。

おそらく20年以上前に購入されたストーブと今のストーブ、まったく違うものになっていてビックリすると思います。
今のストーブはとても環境に良いように排ガスもきれいになっていますし、炎もとても綺麗に見られるように作られています。
薪ストーブは、おしゃれというか、どんな家にも合います。
僕の家も純和風でけっこう古い家なんですが、それなりに合うんですね。
ですから、合わない家というのはなくて、どんな家に合わせることも可能です。
いろいろなタイプのストーブがありますし、ストーブを置く周りも少し改装してあげれば合うんじゃないかなと思います。
冬の間、毎日使うことを考えて、さらに夏のことも考えないといけないので、そういうのも含めて、デザインなどを選べば良いと思います。

便利さに飽きてしまったというか、不便さが楽しく感じてきた時期がありました。
薪ストーブは正直、不便なものではありませんか。
それにちょっと楽しみを見出してしまった感じですね。