新しい古道の歩き方「筏師の道をたどる・田戸~小松」

■開催日時

令和2年2月29日(土)午前8時30分~午後1時
※雨天の場合、3月1日(日)に順延

■開催場所

三重県立熊野古道センター 体験学習室(尾鷲市向井12-4)

■内容

全国唯一の飛地の村として知られる和歌山県北山村では、林業が盛んにおこなわれるようになった江戸時代以降、木材集積場がある新宮市まで川を利用して木材を運搬していました。山から伐り出した木材は筏に組まれ、筏師の手によって北山川の激流を流下し、緩やかな流れに来ると、さらに大きな筏に組み直され河口へと運ばれました。筏を無事に目的地につけた筏師は、櫂・棹・ロープを肩にかけ、山道を歩いて帰路につくのです。北山村に残る文献によると、北山川の筏は600年以上の歴史があります。新宮へ木材を運ぶためには川を行く以外に方法がなかったのです。北山川の激流を下る筏師の技術は、全国でも有名で、鴨緑江や満州においてもその技術を発揮しました。ダムの建設により、北山川から筏師の姿が消えたのは昭和38年。それより前の昭和30年から始まった観光筏は今も続いています。三重県、和歌山県、奈良県の三県にまたがる熊野川の支流北山川は、下瀞、上瀞、奥瀞に分かれており、今回は、上瀞の筏流しを担当した北山村南部・小松地区の筏師が、田戸(奈良県十津川村)まで材木を流し終えた後、家路を急いだ山道をたどります。

【参加費】1,500円(保険料・昼食代含む
【定 員】40名(要申込・多数の場合抽選)
【募集期間】令和2年1月16日(木)~2月16日(日)午後5時まで
【案内人】 山川治雄氏、田岡正光氏
【持ち物】飲料、トレッキングシューズ、雨具、防寒着、帽子、行動食、その他各自必要なもの

☆詳細はこちら→http://www.kumanokodocenter.com/event/200229_1.html

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