三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2020年2月2日放送

伊賀市で活動する『NPO法人三重のこころ』が震災後の東北の子どもたちに喜んでもらおうと考案した『忍者わなげ』が元となって開発された忍者スポーツ『手裏輪(しゅりりん)』!
忍者の武器として知られる「手裏剣」と「法輪」を合体させたもので2018年には手裏輪研究会が発足し、公式ルールも制定されました!
月に1回、伊賀市内で体験会を開催。
伊賀市内の小学校・幼稚園などにも設置し、幼稚園や障がい者施設等への訪問指導もスタート!
オリンピックや『三重とこわか国体』の開催を機に全国発信も視野に入れ、インバウンドによる伊賀地域への観光誘致、地域活性化も目指しています!

伊賀市で誕生した新しいスポーツ『手裏輪(しゅりりん)』!
『手裏輪研究会』の事務局長である森下茂治さんに、『手裏輪』について教えていただきました。

 

「この『忍輪』、ニンジャリングを2.5mの距離から投げて競うというスポーツです。
手裏剣と忍者の輪という武器、それをモチーフに考えた新しい、伊賀発祥の忍者スポーツです」

 

こちらの『ゆめドームうえの』には常設練習場があり、営業時間中、事務所に届ければいつでも練習可能なんだそうです!
力が入っていますね!

 

伊賀初の新たな競技として誕生した忍者スポーツ『手裏輪(しゅりりん)』。
始まったばかりのスポーツだと侮るなかれ。
この手裏輪の体験スタンドは、伊賀市内のすべての小学校、幼稚園、保育園、44ヶ所に設置。
昨年からは出張指導も始まりました。
また『ゆめドームうえの』や、名張のショッピングセンターなどで定期的に練習会、体験会を開催!
さらに2018年11月には『ゆめドームうえの』で初の大会を開催!
世界への飛躍を狙う、今注目の新スポーツです!

 

「私が代表を務めるNPO法人『三重のこころ』では、2011年10月から東北の被災した幼稚園を訪問し、忍者をモチーフにした遊び等で子供たちに楽しんでもらう活動を続けてきました。
被災地での遊びの一つとして考案した『忍者輪投げ』がもととなり、新たに『手裏輪』を考案しました。
現在は伊賀の小学校、幼稚園などの施設全てに設置されており、1つ1つ訪問して指導をしています。
子どもたちから火がついて聖地となれば、地域活性化にも後継できると思います」

と、森下さん。

 

ボランティア活動から誕生した手裏輪。
2018年、忍者研究家の川上仁一さんや、三重大学で忍者の研究をする山田雄司教授らと共に、手裏輪研究会を設立。
公式ルールも策定しました。
会長は忍術研究家の川上仁一さん、副会長は『伝統忍者集団 黒党』の黒井宏光さんです。

 

『ゆめドームうえの』での練習・体験会は、毎月第3月曜日。
第二競技場で開催されます。
子供を対象とした夕方4時から6時までと、
大人を対象とした夜7時から8時までの2回。
手裏輪の普及を目的としているため、誰でも参加可能。
参加費は無料です。
それにしても準備は大変。
重いスタンドや設備を事務所の倉庫から毎回運んでいます。

 

手裏輪の体験会を手伝っているメンバーのみなさん。

「腐れ縁やね・・・また今度友だちを誘って来るわと言われると嬉しいですね」

「去年開催した大会には、とてもたくさんの人が来ました。
楽しかったですよ!」

「森下さんは偉いと思います。
こうしていろいろと新しいことを発掘してくれていますからね」

 

いよいよ体験会の時間。
さっそく、子どもたちがやって来ました。
講師の先生に基本ルールを教わって、あとは楽しみつつ体験。
子供でも高齢者でも、すぐに楽しめるのが、この手裏輪の最大の魅力です。

 

『手裏輪』の遊び方は3つ。
『スタンダード』は輪投げの要領で、忍輪10投を2.5m離れた的棒に向かって投げ、入った忍輪の数と的場にとまった忍輪の数で得点を競います。
1つ入れば10点、全部入ったら100点です。

 

『ボックス』は的場から6mの位置から10投の忍輪を、連続で2分以内に的場のボックスに向けて投げ、入った忍輪の数が得点となります。
手裏剣の形をした『忍輪』は合成ゴム製で、直径15cmの穴が開いていて、重さは75g以内と定められています。

 

手裏輪公式ヒーロー『忍びの勇者 イガジャー』と、手裏輪公認イメージガール、伊賀奈々楓さん登場!

「いかにも忍者らしい競技なので、日本中のみなさんに手裏輪を知っていただきたいです!」

と、奈々楓さん。
なんと彼女は公式テーマソングを作詞・作曲!
イベントや大会などで披露する等、イメージガールとして手裏輪を全国発信しています!

 

そして3つ目の遊び方は、『バトル』!
対戦場の中で2分以内(1分休憩)に忍輪を5個投げ合い、15ラウンドマッチでポイントを取り合うという、運動能力とコントロール力、そして体力が試される激しい対戦!
前の2つの遊び方がちょっと物足りないと感じ、投げあって当ててみたところ、面白いとなり、このたび公式化されることになりました。

 

「新しいスポーツとしての『手裏輪』、それぞれに合った遊び方で参加していただければと思います。
来年は選手権大会を予定していまして、それに向けて現在は全国各地に支部を作っていただいているところです
安全で、天候に関係なく、季節も関係なく出来るスポーツですのでぜひ参加してほしいです!」

と、副会長の黒井宏光さん。

伊賀で人気が出て、三重県、そして日本、世界へと・・・。
誰でもが楽しめるスポーツに!
あなたも手裏輪を体験してみませんか?