企画展「指勘 組子建具展~黒田之男・裕次 父から息子へ技の伝承~」

■開催期間

2020年5月28日(木)~ 7月28日(火) ※会期中無休

開催場所

パラミタミュージアム(三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6)

■内容

まだまだ安心の出来ない状況でございますので、ご無理のない範囲でお立ち寄りいただければ幸いです。いよいよ会期がせまって参りました。このような大変な状況下で、展覧会を開催させていただけることを心より感謝しております。また、建具屋として身の引き締まる思いです。より良い展覧会になるよう最終準備を進めて参ります。どうぞ、よろしくお願いいたします。1日でも早く今の状況が終息に向かうことを願っております。皆様のご自愛を切にお祈り申し上げます。

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組子(くみこ)とは、釘を使わずに木を組み付ける技術のこと。古く室町時代に書院造りとともに発展したとされ、窓、障子などの建具や欄間の格子などにほどこされる日本の伝統技法のひとつです。「後光組(ごこうぐみ)」「六方転(ろっぽうころび)」など独自の意匠を考案し“現代の名工”にも選ばれた、二代目・黒田之男(1945~)。その技術を継承する若き三代目・黒田裕次(1976~)。先代から受け継ぐ伝統を守りながら、時代に合わせた意匠の数々を紹介します。