『ミエてくる!』2020年5月26日

5月3日 ゴマフアザラシの男の子が誕生しました!

伊勢市二見町の伊勢シーパラダイスでは、5月3日にゴマフアザラシの男の子が誕生しました!
この度、お父さんになったのは、サン太くんと、お母さんになったのは千葉県鴨川市の鴨川シーワールドからお嫁入りしたルーちゃん。
そんな二頭の間に生まれた彼は、誕生時の体重9.9キロ、体長60センチの元気な赤ちゃん!

 


写真提供 伊勢シーパラダイス

大好きなお母さんにくっつき、そして、お乳を飲みます。

 


写真提供 伊勢シーパラダイス

一生懸命にお乳を飲んでいますね。

 


写真提供 伊勢シーパラダイス

赤ちゃんもリラックスしているのでしょうか??大きなあくびが…
そして…

 


写真提供 伊勢シーパラダイス

夢の中へ… 
なんだか気持ちよさそうに寝ていますね。どんな夢を見ているのでしょう??

赤ちゃんのお母さんである、ルーちゃんは3年前に千葉県鴨川市からサン太くんのお嫁さん候補としてやって来たそうです。結婚生活3年目に、無事に子宝に恵まれ、なかなか良い関係を気づけているようです。
あまり知られていないことですが、実は伊勢と鴨川には遙か昔から現代まで続く縁があります。
それは、「伊勢神宮」と、鴨川にある「天津神明宮(あまつしんめいぐう)」です。

 


写真提供 天津神明宮

天津神明宮は【房州伊勢の宮】とも呼ばれています。
神代の時代、大国主命(おおくにぬしのかみ)と共に日本を治めておられた事代主神(ことしろぬしのかみ)は天孫に国土をお譲りになられました。その後、海路で鴨川の天津に行かれ、東方鎮護の神として永く地にお鎮まりになられたので、人々は宮殿を建て、「もうけ明神(えびす様)」と尊称したと伝えられているそうです。
時が過ぎ、源頼朝が戦に敗れ安房へ逃れた際、源家の再興を伊勢神宮に祈願しました。それが成就し、天下平定後の寿永3年(1184年)、鴨川の天津に伊勢より神霊を勧請し、古来よりお祀りされていた、もうけ明神(えびす様)と共にお祀りされ、【房州伊勢の宮】と仰がれるようになったそうです。御祭神は [天照大神、豊受大神、八重事代主神(えびす様)、大山祇大神 ほか七柱の神を合祀]です。

こちらでは、式年(20年に1度)に鳥居を造り替える『式年鳥居木曳祭』というものもあり、2015年に今の鳥居が建てられたそうです。

 


写真提供 天津神明宮

伊勢神宮の式年遷宮とよく似ていますね。
鳥居の形も、日本古来の形で「神明鳥居」で、伊勢神宮 内宮の宇治橋鳥居と同じ形の鳥居です。

 

そして、天津神明宮の鳥居が写っている写真にある、「神明橋」の下を流れる川は「宮川」というそうです。伊勢にも一級河川の「宮川」がありますよね。
また、天津神明宮の宮司さんのご先祖様は、伊勢の外宮に関わりのあった方だったそうですよ。
伊勢と鴨川…調べていくと、不思議な繋がりがたくさんありました!
そんな繋がりを気づかせてくれた彼には、元気に、そしてスクスクと成長してもらいたいなと思います。

 


写真提供 伊勢シーパラダイス

 


写真提供 伊勢シーパラダイス

モフモフ、フワフワ、モコモコな彼。
どんな名前がついて、どんな風に成長していくのでしょうか??
楽しみですね!