三重テレビ『ハピ3!』2020年6月13日放送

人と自然の関わりをわかりやすく展示!
『自然学習園ふるさとの森』に隣接する『藤原岳自然科学館』で、自分の住んでいる地域のことを学ぼう!

『藤原岳自然科学館』館長の伊藤朝生さん、こんにちは!
こちらはどんな施設なのか教えていただけますか?

 

「『藤原岳自然科学館』では藤原岳を中心としたいなべ市の動植物や、いなべの大地の生い立ちなどを、標本・模型・写真などで紹介しています」

 

動物はもちろん地質などの岩石や化石なども展示。

 

早速館内を案内してもらいます。
入り口からさっそく気になるものが…。

「これは『アケボノゾウ』という、昔日本に住んでいたゾウの奥歯(化石)のレプリカです」

と、伊藤さん。

 

こちらがその奥歯!
『アケボノゾウ』は約250万年〜100万年前の日本に生息していたゾウの仲間で、『ミエゾウ』が日本の環境に適応し、『アケボノゾウ』に進化したと考えられています。

 

こちらには剥製などもあり、藤原岳の自然をよりリアルに感じることができます。

 

国指定天然記念物の『イヌワシ』や『ニホンカモシカ』などの剥製を展示。

 

こちらの『ネコギギ』も国指定天然記念物。
『ネコギギ』は伊勢湾と三河湾に注ぐ川にしか分布していない極めて貴重な魚。
夜行性のため、日中は川底の石の隙間などに潜んでいます。
全長は3cm〜15cmほど。

 

1階の『みんなの広場』では『野鳥』『昆虫』『植物』『員弁川系の魚』などを展示。
『クイズラリー』や『スタンプラリー』も常時開催中!

 

2階では昆虫の標本や、一部の化石の標本、そして『冬虫夏草』を展示。

 

また、ただ展示するだけではなく年間に二十数回の体験教室、自然に触れながら学ぶ自然教室『屋根のない学校』も開催中です!
※新型コロナウィルス感染防止のため、参加をする際には『藤原岳自然科学館』HPの参加要項をご確認ください

 

自分たちが住んでいるところにこんな自然があるんだ、と改めて勉強する良い機会ですね!

入館料 無料
※自然教室は内容により参加費が必要なものがあります(小学生以上100円)