FM三重『ウィークエンドカフェ』2020年7月11日放送
今回は、玉城町の『クリスタルボウル音浴セラピー  グリンターラ Yumiko』の山路由美子さんがお客様です。
ヨガのインストラクターでもある山路さんは、この音を使って安らぎの時間を届けてくれます。

とその振動が空気に伝わり、癒しの時間になる

響きが細く長く続くので、気持ちや身体を癒やし、整えると言われています。
音でそんなに自分が変わるとは想像できませんが、自分がイライラしていたりクヨクヨしていたり、気になることがあった時に音を聞くことで、自分がちっぽけなことで悩んでいたなあとか、そんなふうにこだわらなくても良かったんだ…と、気持ちが楽に、物事を楽に捉えられるようになったという声を聞きますね。
グループでセッションする場合は3〜4人で部屋にヨガマットを敷いて寝っ転がって。
私がクリスタルボウルをセッティングした方に頭を向けてもらいます。
頭から生音が入るように。
音響の機材だと『可聴域』という拾える音の領域が決まっているのですが、生音はどこまでも響いていって、可聴域の音が消えた時にも空気が振動しているのが長く続きます。
お部屋丸ごと空気が振動に包まれて、みなさんの身体や気持ちがさらにさらにリラックスします。
音が消えてもまだまだリラックスできる空気に包まれることができます。

 

ろいろなヒーリング音楽を使ってきたがこの音を超えるものはない

私がクリスタルボウルと出会ったのは、今から7年ほど前です。
その時はあれよあれよという間にご縁がつながっていて、気がついたら先生のお宅にいて、自分も受けて。
でもその時に、なぜか先生のセッションを受ける前に、「これは自分のものにするんだ」という気持ちがありました。
クリスタルボウル、実際には『大和ボウル』というもので、名前を聞いてHPで実物を見たのですが、その時に、これは私がこれから使っていくものだ、と、直感めいたものがありました。
こんなに深く浸透して全身が包まれるのか!…と、驚きでした。
普通音楽は耳から入ってきて、耳のあたりや頭に響いてきます。
しかしクリスタルボウルの音は全身が包まれて、骨の髄まで響きが浸透していくのがわかりました。
いろいろなヒーリングの音楽は使ってきましたが、これを超えるものはないですね。

 

い人が多いレッスンで楽しそうじゃないシニアの顔が心に残った

私の活動の1つにシニアの方に向けたヨガのレッスンがあります。
やっていくうちに、形通りのインストラクションをしてもついていけない方がいたり、あまり楽しそうじゃない雰囲気の人がいました。
もっともっと丁寧に一つ一つ噛み砕いて、ここからやりましょうという軽減法を考えた時に、できなかった方から、これならできるという喜びの声を聞きました。
セオリー通りするのではなく、こんなふうに一人ひとりの身体の声を聞きながら見立てをアレンジしていくのが大切なんだと思いました。
若い方のクラスにいて、付いていけていないと感じていたり、自分にはできないとか、とても寂しい思いをされている人がいました。
リラックスするために、身体をほぐすために来ているのに、かえって緊張してしまったり、物足りない思いをされているのはとても残念ですよね。
そこで本当に丁寧に丁寧に、足の指一本一本ほぐすところからもっていくと、抵抗なく「あ、ここまでできた」となります。
回を重ねるごとに前回までできなかったことができるようになったとか、やっているうちに長年抱えていた痛みや硬さが、少しずつ楽になってきて、来るたびにお友だちと会話が弾んで、「私にもここならできる」「ここなら安心して過ごせる」という空気ができてきます。
年代年代のニーズに合わせた、微妙な気持ちを推し量ってあげるというか。
年代の高い方は引け目を感じるというか、「私に無理」「私はこんなですけどいいですか?」「ついていけないけどいいですか?」と言われることがあります。
これはそういうものではなく、一つ一つ体の動きを感じながら、自分ができる範囲で動かしていくことによって安心感が生まれ、心と身体がほぐれていくんですよ・・・と説明しています。
そうすると始める前と終わった後の笑顔、表情が違うのがとてもわかります。
ご本人もわかって、「ヨガの後はいい顔をしている」と言われます。
気持ちと向き合ってレッスンを進めていくのが大切だなと思いました。

 

んなで何かをやろうと前向きに取り組んでくれる

お仲間が集まってヨガをするだけでなく、たまには外に出てお弁当を食べながらお話をしたり…というと、私が何も働きかけなくても、仲間同士で「次はこんな事をしようか」とか「ここで発表会をして、みんなで日頃の成果を見せたいので、どんなふうにしたら良いかな」などの提案が出てきたりします。
それも70代中心のお仲間なんです。
若い人たちだけではなく、自分たちでやりたいという『欲』が出てくるんだと思った時に、続けてきて良かったと思いました。
私の中で一番不思議なことは、声が変わったこと。
深く呼吸をして、丁寧に誘導していくためには、声もリラックスするトーンであるべきだし、ゆっくり話して相手の耳ではなく、心に入っていくようなのが大事だと思っていました。
あるとき、何人かの方に声が変わったと言われたり、電話で久しぶりに話した方にも「声が変わった! 何かあった?」と言われました。
ヨガで身体が変わったというのはよく聞くけど、私の場合は声が変わったんだなと思いました。
ヨガにもいろいろな種類があります。
少し筋力アップを目指したパワーヨガ的なものから、身体ほぐしになりリラクゼーションヨガなど。
私は最後の仕上げはクリスタルボウルと思っているんですけど、もっとクリスタルボウルのパートを長くして『音浴ヨガ』…音を浴びてリラックスするだけで気持ちや身体に変化があらわれるということを、もっともっと広く多くの方に知ってほしいと思います。

みなさんの様子を見ながら、声にならない思いにも耳を傾けるということができてきた気がします。