企画展「浮世絵師 歌川国芳展」

■開催期間

22020年8月1日(土)~9月27日(日)
【開館時間】9:30~17:30(入館は17:00まで)
※会期中無休

■内容

歌川国芳(1797~1861)は、幕末期に活躍した浮世絵師です。北斎、歌麿、広重などに代表される数多くの浮世絵師の中でも、型破りな表現で異彩を放っているのが国芳です。寛政9年(1797)、江戸で紺屋(染物屋)を営む家に生まれた国芳は、幼少期より絵を得意とし、12歳で初代歌川豊国に入門したと言われています。はじめは不遇な時代を過ごしますが、30歳を過ぎたころ、「水滸伝シリーズ」の豪傑や、「本朝水滸伝シリーズ」の英雄たちを、ダイナミックかつ勇壮に描いた武者絵が大当たりとなり、「武者絵の国芳」として確固たる地位を築きます。そして国芳は武者絵だけでなく、戯画、美人画、洋風風景画など様々な画題に挑戦し、近代的感覚と豊かな発想で次々と新機軸を打ち出し、「幕末の奇才」と称されました。本展では、国芳の出世作「水滸伝シリーズ」をはじめ、歴史物語や忠臣蔵、妖怪退治・幽霊、洒落とユーモアなど、多岐にわたるテーマの作品を代表作とともに約150点展示します。この機会に躍動する国芳の世界をお楽しみください。

【入館料】
一般1,000円(4枚セット3,000円)・大学生800円・高校生500円・中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方 無料(美術館受付にてご提示ください)