『ミエてくる!』2020年8月18日

人と暮らすのが大好きな犬たちと「母の愛」をもった素敵な女性に出会いました!

 

 
四日市に「保護犬カフェ」があると聞き、興味津々☆
「保護猫」ならゲンキ3ネットでも取材しているけど、「保護犬」って初めて!!
同じようなイメージなのかな。どんな場所なんだろう・・・。
 
保護犬ってどんな犬?
保護犬カフェってどんな場所?
 
お話を聞きたくて連絡したら快くOK。
ありがたいです。
素敵な青空のもと、田んぼ道を抜けてGOGO!
東名阪自動車道 四日市インターから車で3分ぐらいかな。
 
【保護猫カフェ】
保護猫カフェ285(ニヤゴ)
 

「こんにちは!!」
笑顔がキュートなオーナーの坂本美和さんと
愛犬のクロエとポテトから大歓迎をうけました。

クロエとポテトはゴールデンレトリバー !!
もふもふ、してる!
めちゃめちゃカワイイ!!
なでなでさせてもらって、私も大興奮♬


坂本美和さんはアメリカに留学中、大型犬を飼っていて。
日本に戻った時に大型犬用の可愛いグッズがなくビックリ!
ないなら輸入すればいいって考えたのが今に繋がるスタート。

英会話の先生から脱サラしてマルシェで犬のグッズを販売。
移動販売をしていたので、固定のお店を持ちたいと思っていたそう。

偶然にもドッグランBowwow Hillsへの通り道に空き店舗があるのを知り
思い切ってお店をOPEN!!


お店の中はとってもかわいい犬のグッズとフードがずらり。
あれもこれも欲しくなる!!

坂本さん手作りのジャーキーも・・・
美味しそうだし、体に良さそう!


クロエはペットショップに残ってたそうで、
ポテトは保護犬。

保護犬ってどういう犬のことなの?
①保健所にいた犬
②飼育放棄の犬
③繁殖引退犬

①②③の犬の中で保護されて新しい飼い主を求めている犬、
愛護センターや動物愛護団体などの施設に一時的に保護されている犬の事なんだって。


保護犬だったポテトは飼育放棄された犬。
理由は後ろの股関節の障害がわかったから。
産まれた時にはわからず、生後6ヶ月頃から症状がでてくるんだって。
大型犬の股関節の障害は、治療費も世話も大変になるため、
手放す人が多いそう。

坂本美和さんはポテトのような保護犬のサポートがしたい!と預かりボランティアになることを決意。
三重県にある保護団体、リストを見ながら全てに連絡したんだって!!
その中で1つの団体「ワンニャンプロジェクト」と連携し、
保護犬カフェとして活動をすることに。


保護犬を施設等から引き取れるのが
三重県から認可を受けた譲渡ボランティア団体(協力ボランティア団体)。
譲渡ボランティア団体から依頼をうけて預かるのが「預かりボランティア」。

保護犬は預かりボランティアのもとで人とともに暮らす生活を学び、
ふつうの家庭犬にもどり、そして、新しい飼い主のもとへ。
幸せになるために・・・。


 
坂本美和さん
『犬は純粋。そして、人のことが大好きなんです。
保護犬たちは人と暮らす生活を学んでいないだけ。
ここでは犬同士ルールを学びます。
保護犬は飼いにくいと誤解されている方も多いですが、すぐ懐くいい子達が多い。
成犬でもトレーニングはできるし、
性格が確立しているので、とても飼いやすい。
なぜなら、犬の個性や好きな事「ボールが好き」「寂しがり」など、わかっていることが多いから。』

 
坂本美和さん
『保護犬の現状、それぞれの背景(理由)をわかってほしい。
その上で可哀想だからではなく、共に暮らしたい、幸せにしたいという気持ちで飼って欲しい。
犬の幸せは私たち「人」がつくってあげないと。
 
犬は共存しないと生きていけないのです。
犬は人と生きるのが好きなのです。
そして、必ず最後まで飼ってあげてください。

今は新型コロナの影響で譲渡会ができていませんが、
ネットで見てもらったり、
開催できるようになったらぜひ、足を運んでほしいです。』

ここはトリミングルーム。
予約すれば自由に使えます。

保護された犬を洗う時はとても大変だそう。
皮膚病になってたり、毛が伸びすぎて絡まっていたり、
シャンプーされたこともない犬もいるので怖がって暴れたり・・・
全身ずぶぬれになってしまうことも。

犬を飼うことは共に生活すること。
ご飯や散歩はもちろん、清潔にしてあげることも必要。


保護犬にはもともとの名前がわかっている場合もあるけど、
ここでは名前を新たにつけている。
新しい人生を生きてね!という願いをこめて。

犬たちのご飯はそれぞれの体質や健康状態にあわせて
手作りしているんだって。

坂本美和さんは母のように犬たちを見守っているんだなぁ。


『保護犬がなんなのか、知ってほしい。
保護犬の知名度を上げて、ペットショップに行く前に保護犬を考えてもらえるようにしたい。』

預かりボランティアの役割として、
その犬のことを隠さず全て伝えることを大切にしている。
良いことも悪いことも。

癖や個性を知ってもらって、
それを踏まえて一緒に暮らせるかどうかを考える。
そのために嘘偽りのない情報を伝える事が大切。
そうすれば家族になる方の性格や環境にあわせてマッチングすることができるからなんだって。


坂本さんの夢はハイドロセラピー(治療方法)の施設をつくること。
ハイドロセラピーとは先天性の病気で足の悪い犬用の治療方法。
犬の心と身体の両方に働きかける、水を使ったトレーニングのこと。
水の中ということで負荷を減らし、
自分の足で歩くことで運動不足の解消になるんだって。

・・・なので、犬用の温水プールが欲しい。廃校のプールでも!だそう。
だれかプールがある施設を坂本美和さんに!!


カッコイイなぁ。
こんなに愛情が深くて、いいお母さん、いないよ。
その子のことを考えて、叱るときは叱り、愛情たっぷりに遊び、
健康を考えてご飯をつくり、
見守り、
個性・性格を見極めて
飼ってくれる人に伝えていく・・・。

個性のある犬たちなので
試行錯誤の日々だと思うけど、
坂本美和さんなら大丈夫。
この真剣さと情熱に惚れました!
坂本美和さんのファンクラブに入れて欲しいな。

忙しい中、
お話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

まだまだ残暑が厳しいですが、
体に気をつけて、みなさまも素敵な毎日をお過ごしください。



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