その姿はまるで枯葉「ナンヨウツバメウオの幼魚」展示開始のお知らせ

■内容

2020年8月5日から、飼育員のイチオシ水槽で「ナンヨウツバメウオの幼魚」の展示を始めました。ナンヨウツバメウオは全長45cmに達するマンジュウダイ科の魚で、成魚と幼魚で形や色が異なります。幼魚は背びれと臀びれが細長く、体は橙色で斑点があります。成長すると、橙色の体は灰褐色になり、背びれと臀びれは円くなります。幼魚のこの姿は、枯葉に擬態していると考えられています。

ナンヨウツバメウオ
学 名 Platax orbicularis
分 類 スズキ目 マンジュウダイ科
分 布 岩手県以南の太平洋沿岸、琉球列島、ハワイ諸島を除くインド・太平洋
展示開始 2020年8月4日~
展示場所 飼育員のイチオシ水槽
特 徴

幼魚は南日本では珍しくなく、海面を漂う姿は陸上から流出する枯葉と非常に似ており、混じるとなかなか見分けがつきません。

一目ですぐに見破る方も中にはおられます。幼魚は汽水域に入り込むこともありますが、成魚は礁斜面の中層に生息します。

この姿から幼魚は観賞用としても人気があるようです。