展覧会「香りの器―高砂コレクション」のご案内

■開催期間

2020年9月19日(土)~12月13日(日)
【開館時間】9:30~17:00(ただし、入館は16:30まで)
【休館日】毎週月曜日、9月23日(水)、11月24日(火)(9月21日、9月22日、11月23日は開館します)

■内容

香料を用いて香りを作り、これを楽しむ文化は、はるか古代に始まり、文明の発達とともに進化してきました。文明化された社会では、香りは人々の生活に欠かせないものとされ、人々は異国に香料を求め、貴重な香油や香木をおさめるために、贅(ぜい)を尽くし、美しくかざった器を用意しました。香りは目に見えるものではなく、形を残すものではありません。しかし、今日残される香水瓶、香道具の数々は、人々が愛した香りの文化を現在に伝えています。
 本展では、今年創業100年を迎える高砂(たかさご)香料工業のコレクションより、香りにまつわる工芸品約230点を展示し、香りの歴史と文化をご紹介します。紀元前オリエントやギリシアの香油瓶から、日本の伝統的な香道で使われた漆芸品の数々、ヨーロッパ王侯貴族に愛された17世紀の陶磁器や20世紀香水メーカーの香水瓶まで、古今東西の「香りの器」が一堂に会するこの機会をどうぞお見逃しなく。

☆詳細はこちら→https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000241503.htm