三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2020年9月13日放送

てくてく街を歩き、てくてく山歩きをして、尾鷲の自然や文化を楽しもうと作られた冊子『TEKUTEKU OWASE』
尾鷲の定番スポットから、穴場の情報が掲載されている冊子は市内の宿泊施設や飲食店にて配布、またインターネットでも公開されています!
製作したのは尾鷲市役所の若手職員たちで、彼らが被写体となり実際にコースを歩き、取材を行っています!

尾鷲市に来ています!
今回紹介するのはこちら『TEKUTEKU OWASE』です。
若者向けの雑誌のようなおしゃれな冊子ですよね。
こちらは、昨年発行された観光パンフレットで、いまでも取材先を広げてネットでも配信されているんです。

 

てくてく街を歩き、てくてく山歩きをして、尾鷲の自然や文化を楽しもうとはじまったのが『TEKUTEKUOWASE』。
尾鷲の定番スポットから、穴場の情報!
そして世界遺産を歩く旅まで、新発見と見どころが満載!
パンフレットは、市内の宿泊施設や飲食店にて配布中。
インターネットでも公開しています。

 

『TEKUTEKUOWASE』を製作・発行しているのは左から、尾鷲市役所の向絢子さん・浦岡勝利さん・髙濵圭二さん。
今回はみなさんの取材に同行させていただきました!

「私は被写体、つまりモデルです」

と、向さん。

「私はホームページの原稿などを作成しています。
これまでまったくの未経験でした」

と、浦岡さん。

「僕はカメラマンとして参加しています。
カメラの経験はまったくありませんでしたが、このためにカメラも購入しました」

と、髙濵さん。

この3人がチームを組んで取材に行き、『TEKUTEKUOWASE』を製作しているんですね!

 

ちなみに3人が勤めるのは、尾鷲市役所の商工観光課。
観光事業推進、観光PRの仕事をする若手3人に白羽の矢が立てられました。
だいたい月に一度は山に登ったり取材に行くそうです。

「今回商工観光課に歴代で一番若いメンバーが揃ったので、若者目線の尾鷲の魅力を発信できたらなと思ったのが『TEKUTEKUOWASE』を始めたきっかけです。
山ももちろんですが、海も綺麗ですし、お魚も美味しいのでたくさん魅力を発信していきたいなと思っています」

と、向さん。

 

今回の目的地・岩屋堂(いわやどう)があるのは、こちら天狗倉山(てんぐらさん)の中腹です。

 

さっそく登山口で写真撮影です。
回数を重ねているだけあって、すぐにいい雰囲気をつくっていきます。

 

こうして登っている最中も足をとめて撮影。
石畳が画になるようですね。

 

最初の取材スポット・八畳岩にやってきました。
このスポットからは尾鷲の町並みを一望することができるのです!

 

目的地の岩屋堂まで大人の足だと20分ほど。
しかしこうして撮影し、取材しつつなので1時間ほどかけてようやく到着となりました。
ちなみにふたりは恋人同士の設定だそうです。

 

岩屋堂に到着!
本当に大きな岩です!

「この岩屋堂は、天狗倉山のちょうど中腹にありまして、西国三十三(所名所)図会で、『天狗岩窟(てんぐいわや)』という風な形で紹介されています。
西国三十三所の巡礼者とかはこの馬越峠を越えて、この岩屋堂を参拝して旅を続けられたと言い伝えられています」

と、ホームページ担当の浦岡さん。
さすがですね!

 

岩の下には『重軽(おもかる)さん』と呼ばれる石が。
願い事を念じながら持ち上げ、軽く感じると、願いがかなうという言い伝えがあります。

 

その傍らには『三十三観音』と呼ばれる33体の石仏。
今回はこちらでメインの撮影を行いました。

険しい峠をこえ、旅を続けてきた巡礼者たち。
ここで疲れた身体を癒やし、膝を折って旅の安全を祈りました。
今度は若者たちが歩き、触れ、そして発信し、尾鷲へ人を導くシンボルとしてそこにあり続けます。

 

取材を終えたところでランチタイム。
尾鷲の町で買ってきたお弁当を3人で広げます。

「私は小中高、尾鷲なんですが意外に知らないところがありました。
今日来た岩屋堂も、この仕事について初めて知った場所だったので、発見もあります」

と、向さん。

「市外の方からもパンフレットを家に送って欲しいほしいいう電話があり、そういう声を聞くとやっぱり嬉しい気持ちでやりがいが感じます。

と、浦岡さん。

「今までだったら単純に景色がきれいであったりとか、頂上からの風景が良かったりとかでしたが、写真に撮るとですね、歩いている道がとても整備されていることに気づいたり、そういうところも魅力に感じます。
生えている木々とかも美しくて、それも魅力に感じるようになりました。

これからも、『若さ』という部分で見る魅力はあると思いますので、そこをピックアップしていい冊子にして行けれと思います」

と、髙濵さん

 

『TEKUTEKU OWASE』では次の展開として、フォトコンテストを開催中。
テーマは『今だからこそ尾鷲の魅力を再発見!』
尾鷲市のSNS公式アカウントをまずはフォローし、「#travelowase」を付けて令和3年2月26日まで、尾鷲の魅力ある写真を投稿。
伊勢海老などの豪華賞品が当たります!

3人がてくてく歩いて紹介する尾鷲の魅力は、インターネットでも公開中。
「尾鷲市 観光交流係」で検索してくださいね!