『タケガワふれあい動物園』は松阪市の建築塗装業『タケガワ塗装』の敷地内に2019年5月に開園!
動物好きの社長・竹川さんが手作りでオープンさせた私設の動物園で、ヤギやミニチュアホース、ウサギやカメなど数種類の動物たちが飼育され、無料で開放されています!
本業の塗装業の腕を活かし、保育園や小学校の遊具の塗り替え作業などを長年ボランティアで行ってきた竹川さんが、地域の子どもたちに喜んでもらいたいと始めたところ、無料で気軽に楽しめる動物園として地域の人たちを中心に人気を呼んでいます!

今回は松阪市にある私設、つまり個人が作ったという『タケガワふれあい動物園』に来ています!
動物がたくさんいますね!
しかもこの動物園、とても綺麗に手入れされている上に、なんと無料なんだそうです。
小さなお子さんから大人まで楽しめるタケガワふれあい動物園。
なぜ動物園をつくったのか。
なぜ無料なのか。
かわいい動物たちを追いかけながらその謎に迫ります!
まずは動物園に入る前の注意事項。
動物を追いかけること、大声を出すこと、走るなどの行為はやめてくださいね。
他の動物園と違って檻の中に入り、直接触れ合って楽しむことができますが、一歩間違うと危険があるので十分気をつけてください!
こちらが園長の竹川直樹さん。
「ここにはヤギやミニヤギ、ミニチュアホース、ロバ、うさぎ、チャボ、アヒル、羊、そしてリクガメのポテトくんがいます」
園長の竹川さん、実は建築塗装会社の経営者。
2019年の5月に、会社の敷地内に私設の動物園を開園し、大きな話題になりました。
営業時間は午前10時から午後5時まで。
そしてなんと!
悪天候などでない限り、年中無休!
そして!社長・・・もとい園長みずから、施設のお手入れ。
塗装業だけにペンキ塗りはお手のものです。
フリーハンドで動物たちの絵なども描いています。
「もともと動物好きで、特に犬が好きで。
一番最初にリクガメをもらって、次に飼えなくなったウサギとか。
後はヤギも欲しくなって飼ったんですよね。
そのうちに、近所の子どもたちが見に来てくれて。
毎日誰かしら見に来てくれるようになったので、動物たちや子供たちが遊べるように遊具などの丸太を置いてみたりしました。
やはり直接触れ合えるのが、魅力だと思うので、本当に気軽な感じで、公園に来るような気軽な感じで遊びに来てもらって、楽しんで帰ってほしいですね。
なので、ずっと無料でやっていきたいと思っています」
と、竹川さん。
竹川さんは以前から、本業を生かし、地域の保育園・幼稚園の遊具の補修など、子どもたちの為のボランティア活動に取り組んできました。
それが、子どもたちと動物たちが触れ合う動物園の、開園につながったのです。
入園料は無料でも、生きている動物たちの世話は普通の動物園と変わりません。
毎朝開園までの2時間。
園長の竹川さんも、スタッフと一緒になってしっかりと園内の掃除をします。
「御飯をあげてる以外は、大体もう掃除ばっかりですね。
ほとんどもう8割掃除です。でも、楽しいです。
動物も好きですし、子どもたちも沢山来てくれると、触れ合ったりできる私が楽しいです」
と、動物園のスタッフさん。
午前10時の開園時間になりました。
平日にもかかわらず、早くからお客さんの姿が。
近くにお住まいの方はもちろん、噂を聞きつけて愛知県や大阪など遠方からやって来る方も多いとか。
もはや町の小さな人気スポットになっています。
「今回で2回目です。
前回来園した時に子どもが喜んでいたので、来て良かったなと思って、また今日も来ました」
「多気町から来ました。
ちょっと遊びに行こうか、くらいの距離と時間で来られるのでいいですね」
と、この日のお客さんたち。
みなさんお子さん連れで楽しそうです!
そして午後2時すぎ。
ひとりの男の子がやって来ましたた。
勝手知ったる様子で園内に入ると…なんと動物たちのフンの掃除を始めたようです!
動物たちもすっかり男の子に慣れているようですね。
聞くと、超常連さんで、動物のお世話も手伝ってくれているとか!
「ヤギの赤ちゃんが生まれた時にインスタグラムで見て、近くだから見に来たのをきっかけに、週一回くらいでふれあい動物園に通っています。
ヤギのフンの掃除や、生後一か月ぐらいの子にミルクをあげれるのでそれがいつも楽しいです」
と、超常連の伊藤くん。
夢は、
「獣医…とかですね」
とのこと!
ここから出発して、こういう夢を持ってくれる子が生まれるのは、とても嬉しいことですね。
園内にはカフェスペースもあり、ドリンクなども募金制。
カフェの前に設置されたカプセルトイ、この収益も大切な運営費になります。
中にはお客さんが描いてくれたという動物たちのシールが。
地域のみなさんやお客さんに支えられる動物園なのです。
「正直、エサ代や飼育員さんのお給料、維持費などかかります。
しかし、あくまで無料でやっていきたいので、本業の方でがんばってお仕事して、でこちらでみなさんの笑顔づくりのために、奉仕できたらなと思っています。
お客さんが来て、笑い声が聞こえたりとか、『楽しいね』『また来たいね』と言って帰られる方がみえると嬉しいです。
動物たちのフンとかを一緒になって拾ってくれたりする、ちっちゃいボランティアさんとかね、たくさんいますし。
一度、どんなところかな?みたいな感じで来てもらえたら嬉しいです!」
と、竹川さん。
『タケガワふれあい動物園』は、FacebookやInstagramでも情報発信中!
興味のある方はぜひ!