熊野古道自然学校「紀伊半島の小動物を学ぶ」

■開催期間

令和2年11月14日(土)午前9時~正午 
※少雨決行、荒天の場合15日(日)

■開催場所

矢ノ川峠(旧国道)

■内容

熊野古道及びその周辺の植物や生き物などの自然について学ぶ熊野古道自然学校を開催します。令和2年度の第3回目は、紀伊半島に生息する小動物の生態を学ぶ観察会を行います。三重県は日本列島のほぼ中央に位置し、南北に細長く山と海に囲まれた地形によって多様で豊かな自然環境が形成され、様々な生物が育まれてきました。中でも三重県の南部では、紀伊山地が海岸近くまでせり出しており、比較的標高の低い場所でも様々な種の動植物を確認することができます。三重県の指定天然記念物となっているオオダイガハラサンショウウオをはじめとする両生類は、陸と水辺の両方の生息環境を必要としていることから、この種が多く生息することは環境の豊かさを示す指標になるとされています。また、矢の川峠道にあるトンネル内では、日中に岩の隙間で休息をしているユビナガコウモリやモモジロコウモリなどのコウモリ類を観察することができます。本観察会では、三重県文化財保護指導委員に所属し、『くまの・みち叢書 熊野古道の獣』を執筆した清水善吉氏を講師に迎え、矢の川峠道にてオオダイガハラサンショウウオや、トンネル内に住むコウモリの仲間などを観察し、その生態を学びます。

【参加料・入場料】500円(保険料、資料代含む)
【定 員】15名(要申込・応募多数の場合は抽選)
【募集受付期間】10月1日(木)~11月7日(土)午後5時まで
【講 師】清水善吉氏(三重県文化財保護指導委員)
【対 象】小学生以上(小学3年生以下は保護者同伴)

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