三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2009年8月23日放送

商店街からシャッターをなくせ!
古くから続く商店街に、若手が新風を吹き込むんで、街をゲンキに!

桑名駅から徒歩10分ほどの場所にある『寺町商店街』。
古くから地域に愛されている商店街で、毎月、三と八のつく日には『三八市』が開催。
多くのお客さんで賑わいます。

お餅屋さんや、創業80年にもなる老舗の和菓子屋さん・・・。
寺町商店街以外にも、いろいろな露天が。
近隣の港からは新鮮な魚介類、桑名近郊の農家からは朝採りの野菜が並びます。
遠くは岐阜県からやってくる農家の方もいるとか。

しかし、後継者がいないなどの理由から、この商店街でも年々空き店舗が増えているのが現状・・・。
そんな商店街の空洞化を食い止めるべく、『寺町商店街』の人たちは立ち上がりました。


『寺町通り商店街』の理事長林恒男さんと伊藤雅一さん

「三八市は50年以上続く、桑名の文化。地域の団結力で、地元のみなさんのための商店街として守っていかないと」

地域の団結力を活かし、商店街に新しい風を吹き込むため、さまざまな取り組みをはじめました。


■空き店舗対策事業

空き店舗情報を広く発信し、その一方で出店希望者を支援しようという取り組み。
お洒落なペットグッズの専門店やパン屋さんなど、今までの寺町通り商店街にはなかったタイプのお店が出店しておいます。


■十楽市

若い世代の家族にも楽しんでもらおうとはじめた、イベントいっぱいの市。
三八市が比較的年配の方中心なのに対して、こちらは出店者もお客さんも、若い人たちが目立ちます。

他にも、キャンドルで商店街を浮かび上がらせるキャンドルナイトなど、これまでになかった発想のイベントも開催。
より強く、よりゲンキに。
走り出した若い力を、地域が一丸となって支え、次世代の担い手を育てています。

伝統を守りつつも、新しい挑戦を続ける・・・。
寺町通り商店街には、これからももっともっとゲンキの風が吹き続けるに違いありません!