企画展 写真と映像が奏でる熊野ネイチャーシリーズVOL.1「銚子川~その清き青に迫る~」

■開催期間

令和3年2月13日(土)~4月11日(日)午前9時~午後5時
※会期中無休

■開催場所

三重県立熊野古道センター 企画展示室(尾鷲市向井12-4)

■内容

日本有数の降水量を誇る大台ヶ原。その南部に位置する標高1,470mの堂倉山を源流として熊野灘に注ぐ全長約17㎞の銚子川。多くの支流・枝谷を集めた流域河川の大部分は三重県南部の紀北町内を流れ、源流部から河口部まで大きく流路を変えながら一気に流れくだります。この銚子川は、源流域から河口域まで大きく濁ることなく、透明度を保ったまま流れ、独特な青色を醸し出すことから「銚子川ブルー」と形容され、特に、大雨による出水後も、速やかに澄んだ水になるということで「奇跡の清流」とも称されます。透明度が高い理由として、河川流域の森林率が高いこと、流域の人口が少ないこと、河川勾配が大きいことなどがあげられます。さらに注目されるのは「伏流水」の存在で、川の水が地下と地上を行き来しながら、徐々に濁りが浄化されていることが判っています。本展では、銚子川の河口から源流の森までのすばらしい自然景観や水中の美しさなどを写真と映像で紹介するとともに、かつての人々の営みを顧みながら、銚子川の魅力に迫ります。

【入場料】無料