拝殿前の男鈴と女鈴や、手水舎に「追儺桃花の水盥(みずたらい)」のある『大西神社』では「ひな遊び人形」による『おひな様たちのオフタイム』と題した特別企画展のお雛様たちが飾られています。
 「小鳥遊」や「読書」、「和楽器クラブ」などお雛様たちのオフタイムの姿がユニークに飾られており、思わずクスっとなる場面も見られます♪
 その傍らには、所蔵の「享保雛」や「古今雛」も飾られています。
「享保雛」
江戸時代の中頃である享保年間に、京都で生まれて各地に広まっていったお雛様です。
面長で切れ長な目と少し開けた口、細くて白いなどの顔の形に特徴があります。
男雛は束帯風で両袖を張った形で太刀を刺して笏(しゃく)を手にしており、女雛は五衣(いつつぎぬ)、唐衣(からころも)姿に天冠といった点も、享保雛の特徴です。
「古今雛」
江戸時代後期の安永時代に、江戸の人形師・原舟月が創始した雛人形で、当世風に新しい意匠を加え、それまでの京都製のお雛様とは違って独特の形・顔の作りには、当時高級品だったガラスを嵌め込み、写実的浮世絵に出て来るような人形だと言われています。
 また、御朱印には『大西神社』の大型丸印に「阿下喜八幡祭」の「大神輿」があしらわれています。
 狛犬のマスクにも注目です(^^♪

『2021 あげきのおひなさん』
開催期間 令和3年2月20日(土)~3月7日(日)
開催場所 三重県いなべ市北勢町阿下喜地内
【お問い合わせ】
いなべ市役所商工観光課
TEL 0594-86-7833
主催 はなもも会
共催 阿下喜まちなか発展会