三重テレビ『ゲンキみえ生き活きレポートト』2021年3月14日

コミュニティスペースづくりのため、南伊勢町五ヶ所浦の港町エリアにある『うみべのいえプロジェクト』では『うみべのいえ、蜜いもや』を毎週金曜日と土曜日、午前11時から夕方4時まで営業中!
しかもこの3月いっぱいまでの、期間限定営業です!

南伊勢町の五ヶ所湾、海がキラキラしていて、とても綺麗です!

 

そんな五ヶ所湾の堤防沿いに、とても目立つ車を発見!
なんと!
こちらは『うみべのいえプロジェクト』が運営する、『うみべのいえ、蜜いもや』という焼き芋屋さん!
毎週金曜日と土曜日、午前11時から夕方4時までの営業。
しかもこの3月いっぱいまでの、期間限定営業です。

 

使う芋は、伊勢市の農家、中川亜沙美さんがつくる『紅はるか(べにはるか)』。
甘くねっとりした品種を、さらに1ヶ月以上追熟させて甘みを増しています。

 

そのため、蜜たっぷり!
お砂糖が入っているかと思うほど甘く、バターが入っていると思うほどコクがあります。
こんなに美味しくて、Mサイズは1本300円、Lサイズは400円です!

 

店を切る盛りする西岡奈保子さんは、2018年に愛知県から南伊勢に移住。
第二のふるさとの活性化のため、この店を始めました。

「私たちのチームでやりたいことはコミュニティづくりになるので、コミュニティづくりとしての焼き芋屋になります。
美味しくないと人は集まらないと思うので、できるだけ美味しいものをみなさんに食べて欲しいという思いで、いろいろ研究してスタートさせました」

と、西岡さん。

 

この日も営業が始まりました。
この場所でお客さんがくるのかって心配になりますが…それが来るんです!
しかも続々と!
携帯電話にも、どんどん注文が入ります!」

 

「地元・南伊勢町の内瀬から初めて来ました。
うーんトロトロ!
甘いです!」

 

「インスタグラムで拝見させてもらって、たまたま今日お仕事休みだったので、来てみました」

「週一では必ず来ますね。
がんばっているから応援したいということと、やっぱりお芋も美味しいので。
うちもお店やってるんですけども、従業員に買っていっています」

午前中は地元のお客さんが多いそうですよ!

 

地域の交流の場としての焼き芋屋さん、お客さんとの会話もはずみます!

「毎週、来ています。
とても甘くてとても美味しくて、冷めても美味しいんです。
地元にこういうお店ができてくれて、とても嬉しいです!
地元のためにがんばってくれてありがたいです」

 

実は西岡さんには、南伊勢町の移住定住コーディネーターという別の顔があります。
実は去年紹介した南伊勢町の『むすび目Co-working(コワーキング)』の回にも登場いただきました。
その活動の一環で、町が主催した空き家再生プロデューサー育成プログラムに参加。
その時集まったメンバーで新しいことを始めようとスタートさせたのが、『うみべのいえプロジェクト』なのです。

 

「昔はこの辺り、国道が走っていて町に賑わいがあったと聞きました。
『車で通りすぎてしまう町から歩いてみたくなる町へ』というコンセプトで、国道260号線で車をら降りて、海を感じながら楽しく一日過ごせるようなまちにしたいなと思いました。
まずはこの場所を知ってもらうために、何が取り組みやすく、何がみんなが好きかなと考えたとき、老若男女好きなものといったら『焼き芋』だろうという、簡単な考えです」

と、西岡さん。

空き家を活用し、地域内外の人が楽しく交流できる場所をつくろうという『うみべのいえプロジェクト』
『うみべのいえ、蜜いもや』はその最初となる、実験的な取り組みだったのです。

 

地元の焼き芋好きな97歳のご夫婦から、新海苔の差し入れ。
まずは地域の人と仲良くなりたい。
自分たちの活動を知ってもらいたいという思いは、どうやら実を結んでいるようです。

 

なんと今度は、歩いて焼き芋を配達!

「ここの焼き芋は美味しいですよ!
過疎化とともに、若い人がどんどんいなくなってるので、来てくれてやってくれると本当に助かると思います」

と、地元で飲食店を営む森下さん。

 

焼き芋屋が一息ついた頃、仲間たちが『うみべのいえ』に集まってきました。

「南伊勢町を盛り上げようということで、知り合いから無償でキッチンカーを提供を受けることができました」

北村隆匡さんは南伊勢町在住、『伊勢麻福』という、伊勢外宮前で麻製品を取り扱う店を経営しています。

「基本は自分たちの力でDIYでやっていくということで勧めています。
その際の、資材の調達や技術的なアドバイスとかで僕はサポートしています。
西岡さんは、自分が住んで育ってきた町だから、やっぱり自分でしないといけないと気づかせてくれた人です」

と、南伊勢町在住、地元の『森井建設工業』の森井一晴さん。

「サンマ寿司のお店をしています。
お店を自分でDIYしているので、もう参加ですよねという感じで。
僕らだったら、やると決めてもけっこうタイムラグができると思うのですが、西岡さんは有無を言わないんですよ。
そういう意味でお手伝いしたいと思わせてくれる人です」

と、サンマ寿司の『カネモ商店』の田中優樹さん。

この日は、3月で焼き芋屋が終了した後の展開を話し合い。

 

「4月からテイクアウトできるようなカフェをやりたいと思い、外で食べられるようなウッドデッキを作ったり、中にカウンターを作ったりしています。
さらに夏頃から、カレー屋さんや海鮮丼、日替わりスナック…ママが日替わりで変わるようなスナックをやりたいです。
いろいろな時間帯でいろいろなお店になるというのが理想ですね。

住んでいる人も訪れる人も、楽しくてワクワクするような地域になっていったら嬉しいです!」

と、西岡さん。

『うみべのいえ 蜜いもや』。
焼きいもは3月末までの販売です。
食べてみたいという方は、お急ぎください!