第15回「スペシャルレポート」2012年7月

7月16日の海の日に行う「海のフェスティバル」 みえの海をみんなで守ろう!

「みえの海のフェスティバル(海フェス)」が16日、四日市市楠町南五味塚の楠福祉会館で開かれました。県内の市民団体でつくる「海づくり会議みえ」(白鳥敏夫代表)が主催し、約150人が参加。

当日はミニコンサート、海やウミガメを題材にしたミュージカルや紙芝居と、次世代の子どたちも楽しんで参加してもらえる工夫がいっぱい!チアーズクラブのみんなや参加してくれた子供たちは真剣に聞いていました。そして、愛知・岐阜・三重県で海岸や河川の清掃や自然観察会、森づくりをしている17団体によるシンポジムが行われ、伊勢湾の環境保全を考えました。

海フェスは2010年のCOP10愛知会議の年に、『美しい豊かな三重の海を広く発信し、おとなやこどもたちに海の魅力を知ってもらい、未来にこの豊かな海を伝えていくこと』を目的に三重県内の海の団体が主体となって開催しました。2010年第1回は三重県を中心、2011年第2回は愛知県の団体も参加、2012年第3回の今年は岐阜県の団体も参加し、東海3県の海づくり、川づくりの団体で企画、構成されています。

数千tの漂着ゴミが押し寄せる答志島奈佐の浜の、海岸清掃をしても台風の後には流木などの漂着ごみが堆積する現状を紹介。「山や川、海岸を守る取り組みが伊勢湾の環境保全につながる」こと、伊勢湾流域の漂着ゴミをなくしていけば、自然と環境はよくなっていると訴えました。

※奈佐の浜アピール採択⇒賛同多数で可決!
【我々伊勢湾流域に住む山・川・海の環境団体が一つの目標にむけて全員で協力しよう!】
■5年後に奈佐の浜の漂着ごみの3分の1減 
■10年後に奈佐の浜の漂着ごみの半減 
■100年後に奈佐の浜の漂着ごみ0             
“奈佐の浜に、伊勢湾に、豊かな海を取り戻そう“


22世紀奈佐の浜プロジェクト 事務局長 森 一知さん
「それぞれの団体がどのようなコトを行っているかを知り、足りないところ(人・知識・参加者)を補い合っていきたい。今後も東海3県のみなさまが手を取り合って、活動をしながら、豊かな伊勢湾をみんなで作っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します」

【プログラム紹介】

1開会の挨拶
楠地区まちづくり協議会 会長 野崎一美さん


2ミニコンサート
■ちえ坊
四日市ウミガメ保存会のテーマソング「welcome」
22世紀奈佐の浜プロジェクトテーマソング「シンプル」
■maktub(まくとぅーぶ)
手作り民族楽器の演奏グループ
自然に優しい音楽をテーマに活躍中


3ミュージカル
■劇団シンデレラ
愛知県一宮市
1984年より活動開始。小学生から大学生までの女の子が中心の劇団
海や山などの自然と人の関わりをテーマにしたミュージカル活動を行い、2010年の名古屋のCOP10では大活躍
国内だけにはとどまらず、中国や韓国などへの海外公演も行っています。


4アカウミガメの紙芝居
ウミガメの追っかけおばさん 米川弥寿代


5基調講演
白塚の浜を愛する会 西口恵子さん





6海を守る活動紹介
■三重大学ウミガメ、スナメリ保護サークルかめっぷり 水谷祥子さん
■水辺づくりの会 副会長 桜井好基さん
■海蔵川探検隊うみくら 隊長 川瀬裕之
■伊勢三河湾流域ネットワーク 共同代表世話人 井上祥一郎さん
■四日市ウミガメ保存会 会長代行 澤田善史さん
■藤前干潟クリーン大作戦実行委員会 事務局 鈴木康平さん
■藤前干潟クリーン大作戦実行委員会 委員長 坂野一博さん
■土岐川・庄内川源流森の健康診断実行委員会 事務局長 村上誠治さん
■鼓ヶ浦公民館おじさんセミナー 代表 内田信也さん
■NPO法人森と水辺の技術研究会 理事長 野村典博さん
■日本野鳥の会三重 理事 安藤宣朗さん
■伊勢湾流域件再生ネットワーク 事務局 鈴木順三さん
■地球クラブやすらぎくんネット 事務局 西田達弘さん
■中部地方整備局 日置幸司さん
■磯津環境学校 代表 萩森繁樹さん
■庄内川川ナビ歩こう会 代表 佐藤輝彦さん
■白塚の浜を愛する会 西口恵子さん
■22世紀奈佐の浜プロジェクト 事務局長 森 一知さん

7閉会の辞
海づくり会議みえ 会長 白鳥敏夫さん