春の企画展「出会う、よろこび―出会いが人生をかえる

■開催日時

現在開催中~ 令和3年6月6 日(日)
【時間】9:00〜17:00(最終入館時間16:30)
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日)

■開催場所

本居宣長記念館 (松阪市殿町1536-7)

■内容

宣長の人生を見ていると、願いは叶うものだと思います。父は、どうしても血のつながった息子に跡を継がせたいと、神様に願った。母は、父の遺言を守れずとも、息子が立派に生きていける道を考えた。京都の師堀景山は、宣長に古典の面白さを教え、松阪で医者として働き始めれば、当時の最新作・賀茂真淵の『冠辞考』を貸してくれる人が、松阪にはいたのです。しかも、真淵先生に会いたいと宣長が望めば、先生の方から松阪へやって来る。宣長へだけの恩恵ではありません。景山が種をまき、真淵が育てた学問の芽は、多くの人々との出会いによって開花し、人から人へと枝は広がっていきます。出会い、質疑応答を繰り返す中で、学問は深化していくのです。真淵先生に怒られながらも、友人と情報交換。日常業務に奔走したり、『古事記伝』の執筆が進めば、会いたいと引っ張りだこになったり。そんな宣長の忙しい毎日から、私たちにとっては今や難しくなってしまった「出会うよろこび」を考えます。宣長が会えてうれしかった!宣長に会えてよかった!会いたかった!宣長を中心に巡る、そんな多くの人々のドラマをご紹介します。

【展示説明会】 5 月15 日(土) ※いずれも11:00 より(無料)