伊勢路最後の峠・万才峠と中辺路・小雲取越を歩く

■開催日時

2021年5月29日(土)午前8時30分~午後3時30分(8時から受付)

■開催場所

万才峠・小雲取越(志古~熊野本宮大社)

■内容

万才峠は、新宮市熊野川町と田辺市本宮町の境に位置し、中辺路小雲取越に合流する伊勢路最後の峠です。道中では、鎌倉中期から室町時代にかけて広く浸透していた時宗の痕跡である一遍上人名号碑(和歌山県指定文化財)を見ることができます。時宗の開祖である一遍上人が悟りを開いたのは熊野本宮大社であるとされており、熊野の神聖性を全国各地で説いて回るなど、上流階級が中心であった熊野信仰を庶民へと広める大きな役割を果たしました。その他、大正9年に建てられた桜地蔵(熊野川町指定文化財)や、一遍上人名号碑の写しが彫られた岩など、様々な史跡を見ることができる峠です。そして、途中で合流する中辺路小雲取越の道中には、昭和初期まで営業をしていたという茶屋跡が残っており、熊野川の「川の参詣道」とともに陸路の重要な道として、近世以降、多くの巡礼者に利用されていたことが分かります。今回は熊野川を渡った志古から、熊野三山の首座 熊野本宮大社へ至るコースを歩きます。標高400m余りの万才峠を登り、そこから中辺路の小雲取越に合流した後、熊野川沿いの国道を歩いて本宮大社へ至ります。

【参加料・入場料】500円(保険料・資料代込み)※別途バス代760円を徴収
【定員】20名(要申込・応募多数の場合抽選)
【募集受付期間】~令和3年5月15日(土)
【案内人】西浦康代さん(新宮市観光ガイドの会)
【対象】健脚者向(歩行距離約14㎞)
【持ち物等】歩きやすい服装と靴、弁当、飲料、雨具、その他各自必要なもの

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