三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2010年12月5日放送

この強力な食材ブランド、安乗ふぐを使って、
地元安乗の文化、歴史を地域外の人にもっともっと知ってもらいたい!!

今回ご紹介するのは、志摩市阿児町の安乗。
映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台にもなり、「日本の灯台50選」にも選ばれる安乗崎灯台をはじめ、見所がいっぱい。

有名なところでは、400年もの歴史を持つ人形芝居「安乗文楽」。
穴場ポイントとして、徳川家康が名古屋城を築城する際、加藤清正が城壁に使おうと運ぼうとして的矢湾に沈んだ「清正石」などがあります。

しかし安乗といえば、やはりこれでしょう!
遠州灘や熊野灘の荒波の中で育った天然のトラフグ・・・そう、安乗ふぐ!
三重ブランドにも認定された高級食材で、地元でも取り扱うお店が増えてきているそうです。

安乗ふぐはその味の良さだけでなく、魚の取り扱いが非常に丁寧で有名。
体に傷をつけないように最新の注意を払い、セリも船に乗せたまま行います。

この強力な食材ブランド、安乗ふぐを使って、
地元安乗の文化、歴史を地域外の人にもっともっと知ってもらいたい、
と集まったのが、こちらのゲンキさんたち。

安乗で宿を経営し、
安乗ふぐでお客さんをもてなす、
6軒の宿と、そちらのご主人のみなさん!
その名も「安乗宿屋の六人衆」。

こちらは、「安乗宿屋の六人衆」の代表・磯崎篤さん。
安乗ふぐの知名度は上がってきたものの、地域としての話題性や人気はまだまだ。
そこでみんなで安乗ふぐという食材を使い、それぞれの腕を磨いて、安乗のレベルアップを図っていきたいということで結成されました。

この日もメンバー全員が集まり、新しいメニューの試作会。
安乗にくればおいしいものが食べられる、おもしろいものが味わえる・・・そんな観光地にしたいという思いからです。

志摩のもうひとつの名物、的矢かきもふんだんに使って。
安乗ふぐはもちろん、伊勢えびも使用!
まさに伊勢志摩の海の幸を「これでもか!」と盛りつけたのが、こちら!!

出ました!
こちらが、「安乗宿屋の六人衆」による新作メニュー。
安乗ふぐ、的矢かき、伊勢えびの「卵とじ三重ブラン丼」!

パワーズのみなさんは、夏祭りやスキーイベント、餅つき大会など、子どもたちといっしょに楽しめるイベントを毎年開催。
少しでも故郷の少子化、過疎化に歯止めをかけようと、全力で取り組んでいます。

安乗ふぐを知り尽くした漁師さんたちに今回は試食してもらいました。

もっともっと安乗の自慢を全国に広めていきたい・・・
そう願う「安乗宿屋の六人衆」のみなさんは、地域の人たちにも、その地元のブランド、強みを知ってもらう活動をしています。

海のプロとして、一番おいしい状態を保つ・・・。
食のプロとして、食材の魅力を最大限に活かす・・・。
このプロの結びつきが、ブランドを守っているのです。