『藤原文化センター』前にて、コオニユリ・ノカンゾウ・ヒツジグサが花咲かせています。
オニユリに似ていますが少し小型なコオニユリ(ユリ科)は、オニユリが沢山花を咲かせるのに対して花の数も少な目で、葉腋にむかごができないことでオニユリと見分けられます。
中国原産の園芸種であるオニユリはあちらこちらで見られますが、日本原産のコオニユリは自生しているものはあまりありません。冬の食材「ゆり根」としてもよく知られています。
あと1週間ごろまでが見頃です。

一方、ノカンゾウ(ユリ科)の方はあと数日ほどで見納めとのことです。
ノカンゾウは日本原産であり、三重県の準絶滅危惧種に指定されています。
また、毎年猿の被害に遭い、なかなか花咲くことがなかったヒツジグサ(スイレン科)が今年は金網で保護したおかげでようやく真っ白い花を咲かせてくれたそうです。
日本在来のヒツジグサはいなべ市内では自生しているものはなく、『藤原岳自然科学館』で育てているもののみだそうです。

藤原岳自然科学館
開館時間 9時~17時
定休日  月・火曜日
住所 三重県いなべ市藤原町市場493−1
   藤原文化センター内
TEL  0594-46-8488