津市美杉町。
昨年6月にオープンしたと同時に紹介しました『ウッズランドMio』です。
オープンから1年以上経ちましたが、新型コロナウイルスの影響も大きかったことと思います。
今回は改めてその後の様子を見せていただきに来ました。

こちらは昨年の映像。
みんなでつくり、つなげる地域拠点。
『ウッズランドMio』は、キャンプを楽しみに来たお客さん自らが開拓し、つくっていく夢のキャンプ場。
三重大学で産学連携コーディネーターをつとめ、美杉で地域活性化活動に取り組む織田拓（おりた・たく）さんの発案で、昨年6月、美杉町上多気地区にオープンしました。

おりたくさん、一年ぶりですね！
こちらは普通のキャンプ場とは、少し違ったシステムを採っているんですよね。

「そうです。
いわゆるサブスクリプションで、毎月ずっと払い続けてもらうというシステムになっています。
その代わり、会費を払ってもらっている間は24時間365日好きな時に来たい放題・使いたい放題してもらっています。
一人で運営しているため、受付にいると動けなくなってしまいます。
サブスクリプションにして会費払ってもらったら、もう後は好きなように使ってもらえれば自分も自由に動けます」

「さらに『会員制』にすることで一人一人の責任感が強くなり、モラルハザードが起きにくくなりました。
コロナ禍の中ですが、1年前のオープン当初は50人から始まりましたが、コロナ禍の中でも、ありがたいことに会員さんは増え続け、現在は160組まで増えました」

と、おりたくさん。

前回紹介したときから、変わったところを見せてもらいましょう。
こちらは笹に覆われていた川が、すっかり綺麗になり、川に降りるルートができました。

「ここはとても人気です。
真夏でも26度ほどで、水もとても綺麗なので、子どもさんはもちろん、大人も椅子を置いて本を読んだりしていました」

なんとこちらは、排水を出さない水洗トイレ『ミニソフィ』。
キャンプ場や山小屋用に開発されたもので、いまこちらで実証実験中なんだとか。

「こういうところで使って実証をしながら、問題解決をしながら商品開発をしてきています。
織田さんの方でいろいろ使っていただきまして、ほぼ1年たちました」

と、『ミニソフィ』を開発した『アルコ株式会社』の羽田野一幸さん。
環境にやさしくキャンプを楽しめるんですね。

こちらから川へ下りる道も会員さんたちがつくったもの。
驚きです。

「ここにテントを張ってくださいね、ではなく、好きなときに好きな所に張っていいのが魅力です」

と、毎週来ているという利用者の男性。

さらに、なんともう一つのキャンプ場をオープン！
『ウッズランドMio』から車で5分ほど、同じく美杉町の上多気（かみたげ）地区にありました。
『オフロードランドMio』です！

『ウッズランドMio』とは少し趣が違います。
こちらはもともとバイクのオフロードコースだったところ。
オフロードコースの周りにキャンプサイトがあるという形になります。

「基本的には全部フラットのフリーサイトになっています。
1号店の『ウッズランドMio』と同じような形で、来た人から順番に好きなように張ってもらいます。
こちらは一般的な普通のキャンプ場なので、予約してもらい受付を済ましてもらえれば、会員ではなくてもご利用してもらえます」

と、おりたくさん。

しかもこちらでは、迫力いっぱいのオフロード体験も可能！
これは凄いです！
講師の先生がついての体験会も開催しているので、初心者の方でも気軽に体験できるそうです。

しかも私有地なので、免許は不要。
免許を取る前に試しに乗ってみたいという女性が多いそうです。

現在、『ウッズランドMio』の会員枠はいっぱいの状況。
『オフロードランMio』で『ウッズランドMio』の場内見学を申し込み、実際に見学すれば、会員枠の順番待ち登録が可能です。

「美杉の活性化のコンテンツの一つとして、影響力を持ちたいですね。
現在、過疎化高齢化少子化が進んでいて、私が来てからの10年で人口が5000人から4000人になっています。
その問題に、光を灯すことができる場所にしたいです。
会員にも美杉が抱えている問題を知ってもらい、キャンプ場だけではなく美杉という場所を知ってもらい、家に帰ってから大阪や名古屋などのお友だちに話してもらい、またそこから人が来ることを期待しています」

まずは『オフロードランドMio』でお試しキャンプしてみませんか。
レディースデイを10月16日・17日に開催予定です！