ご参加いただいた皆さんの笑顔も、
開催にご尽力いただいた社協の皆さんの熱意も、
何もかもが嬉しかったです。
どんなことでもいい、簡単なことでももちろん。
ソナエノ一歩、踏み出していただけますように!

松阪市社会福祉協議会

2021年11月20日(土)に「小学生と保護者に向けた防災講座」を開催しました。
今回の講座は、“おいしい、楽しいから始める防災講座『ソナエノゴハン』”と題し、“防災をより身近に感じていただく”ことを目的に開催しました。講師には、毎日の食事を備えの一歩にするためにソナエノゴハン教室を開催されている大須賀 由美子先生を講師をお招きしました。
当日は小学生の親子14名の方々に参加いただき、“災害についてのお話”や“調理”を通じて楽しく学んでいただきました。
先生からのお話では、日本各地で起こった災害事例や松阪市内で考えられる災害、南海トラフ大地震等の話をしていただき、実際には日本中どこでも災害が起こりうるからこそ、“防災・備え”が重要であることを伝えていただきました。
調理では、まず先生がお米やホットケーキミックス、乾燥わかめといった常備しやすい食材を元に、以下の3品を作られました。
 ・梅わかめごはん
 ・蒸しケーキ
 ・切干とわかめのサラダ”
調理の合間には、以下の工夫や注意点もご紹介いただきました。
・被災時にライフラインを確保するため、水やカセットコンロ等の準備をしておくこと
・湯煎調理をする際には加熱中に袋が溶けないように、アイラップ等の湯煎可能なポリ袋を使うこと 
 や、鍋底に皿を敷くこと
 お手本として先生が調理された後に、蒸しケーキとサラダを親子で一緒に作っていただきました。子どもさんが「まだかなぁ」「何ができるのかワクワクする」とお母さんと一緒にポリ袋の中で材料を混ぜ合ったり、お鍋の様子を気にしている様子がとても微笑ましかったです♪
 感染予防対策として、作った料理は試食せずに持ち帰っていただきましたが、参考資料のレシピと併せてご自宅で講座を振り返っていただけたことと思います。
参加者からは「家で普段でも作ってみたい」という感想をいただき、“日々の生活の中でも災害の備えができる”ことを、“食”を通じて私も実感しました。災害への備えを特別なものではなく、いかに日常生活の中に取り入れられるかが、無理なく続けられる備えの一歩なのだと思いました。
大須賀 由美子先生、楽しい講座をしていただき、ありがとうございました!ご参加いただいた皆さんも、ありがとうございました!
今回の講座を通じ、皆さんがより一層防災に関心を持っていただく機会となれば、嬉しく思います。