下鴨車窓「微熱ガーデン」

 

■開催日時

1月29日(土)・30日(日)全2公演
1月29日(土)18時開演★
1月30日(日)13時開演☆

■開催場所

津あけぼの座

■内容

京都を拠点とする下鴨車窓が2021年10月の「透明な山羊」に引き続き、今度は再演という形で登場いたします。
2014年に「わたしの焦げた眼球/遠視」で津あけぼの座に登場(ユニット名はOFT)。2015年に「漂着(island)」を三重県文化会館で上演。2017年、四天王寺スクエアで「冬雷」を、2018年に津あけぼの座で「微熱ガーデン」を、そして2020年11月に三重県文化会館で「散乱マリン」、2021年10月に「透明な山羊」を津あけぼの座で上演。主宰の田辺剛さんは、かつて戯曲講座の講師にもお越し頂いたことがあるなど、何かと三重とも縁の深い一人。
 「微熱ガーデン」は2016年に京都で初演、2018年に下鴨車窓のレパートリー作品として津あけぼの座でも上演。高い評価を受けました。今回、出演者を一新して再創作され上演されます。アフタートークも開催。ご来場をお待ちしております。

パクチーを育ててるんだと
彼女は嘘をついた

とある地方の寂れた町。結のアパートは町の真ん中からさらに離れたところにある。鉢植えばかりになった小さな和室にももう慣れた。慣れたというより違和感に悩む余裕がなかった。種まきから収穫まで淡々と、けれども抜かりなく育てる日々。大学の授業も抜かりなくこなす日々。そうしてすべてにおいて抜かりなくやっていたはずなのに、いつの間にか取り返しがつかないことになっていると気づいたある日。空は曇天の冬、乾いた田んぼ、つい口ずさんでしまったジングルベル。