三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2009年9月13日放送

職業も年齢も違う地元住民が、地域活性のために一致団結!
市とスポーツ大会で人を呼び、地域をゲンキに!

リアス式の海に面した、度会郡南伊勢町古和浦地区。
ここに、町を活性化し、町に人を呼ぶために、工夫を凝らしている人たちがいます。

『古和浦未来クラブ』!
地元のいろいろな職種の人たちが、地域をゲンキにするために約9年前に結成し、さまざまな活動を行っています。


毎週の土・日曜日と祝日に開催される『土日市』。
古和浦で獲れたばかりの新鮮な海の幸がずらりと並びます。
鮮魚や干物を用意するメンバーは漁師さんではなく、平日は地元で働くさまざまな職業の人たち。
例えば、鉄工所、電気屋さん・・・。
だから休日の土・日曜日に、市を開催しているのですね。

海産物だけでなく、地元産の新鮮な農産物も販売しています。
メンバーの努力と、豊かな海と山に囲まれた環境だからこそ実現できる市なのです。

さらに『土日市』では、『古和浦未来クラブ』が独自に開発した商品も販売!

その名も『そのまんま煮付けちゃいました』シリーズ。
魚をその場でしめて、即煮付けし、そのまますぐに冷凍します。
名古屋からも注文が来るほどの、大人気商品だそうです。
甘辛い煮汁の古和浦流の味付けは、どんな人にとっても、まさにふるさとの味なんですね。

しかし『古和浦未来クラブ』の活動は、市だけではありません。

地域活性化に必要なのは、ゲンキな子どもの姿と笑い声・・・。
そんな思いから、『古和浦未来クラブ』は年に一度、ミニバスケット大会を主催。
町のみなさんのおかげで『土日市』が栄えている・・・との考えで、収益の一部で運営しています。
参加チームは地元だけでなく、遠方のチームも招待。
津、松阪、四日市など県内はもとより、滋賀県などの県外からも参加があるそうです。

さらに大会の後は魚のつかみ取りも!
大会も魚のつかみ取りも、すべて無料。
海の町、古和浦ならではのおもてなしです。

もっと子どもたちの笑顔が見たいから。
お客さんに喜んでほしいから。
そのためにメンバーのゲンキさんたちは、休日を返上してがんばります。
がんばりを収益に。
収益を子供たち、そして地域に。
そしてそれがまたお客さんの笑顔に・・・。
まさに笑顔の循環・・・そして地域活性化への循環でもあります!