三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2012年09月02日放送

南伊勢の若い仲間たち40名が地域に感動を提供しようと活動!
彼らの代表的な活動は、南伊勢町内の盆踊りなどで披露される花火と太鼓の競演。
その熱く燃える男たちの取り組みをご紹介します!

「あれはめっちゃやばいです! それほどすごいです!」
「やっぱり楽しみは花火ですね!」
「ホントにすごい迫力です!」

地元の人たちだけではなく、他の地域の人たちをも驚かせ、感動させ、絶賛の声を集めるのが、今回のゲンキさん。
勢和会のみなさんです。


勢和会の結成は平成12年。
現在のメンバーは約40名。
地元の同級生、先輩、後輩、そしてその友人たちが集まって結成。
地域に感動を提供しようと、伊勢路川への鯉のぼりの飾りつけ、河童橋のイルミネーションなど、さまざまな活動をしています。
そんな彼らの代表的なイベントが、南伊勢町内の盆踊りなどで披露される花火。

なぜ花火を自分たちであげることになったのか。
代表の奥村元彦さんにお聞きしました。


奥村「ボクらが小学生の頃に、この地元の祭りで手筒花火をやられた方がいて、その印象が強く残っていたんですね。だからいつかは自分たちも次の世代の子どもたちに向けて出来ないかと思っていまして・・・・。そんな思いからはじめたんです」


子どもの頃にみた花火の迫力と感動。
それが勢和会のみなさんの原動力。
が、熱い思いだけでは花火は取り扱えないため、奥村さんたちは花火師に弟子入りし、花火師の免許を習得しました。


今回は、毎年8月に南伊勢町の伊勢路多目的集会所前広場で開催される「伊勢路区盆踊り」にお邪魔しました。
その当日のお昼過ぎ、勢和会のみなさんが打ち上げ花火の準備をしていました。
場所は多目的集会所まえの川。
安全を考え、毎年川から花火を打ち上げるそう。
本来ならば準備も川に入っての作業ですが、今年は水が少なく、思わず河原での作業になりました。


この準備は祭りの直前まで続きます。
打ち上げるのは一瞬でも、準備は大変。
地道な作業が続くのです。


一方、多目的集会所前広場では、自治会のみなさんによって盆踊りの準備が進められていました。
盆踊りは自治会の主催。
勢和会は、花火と太鼓の担当です。
しかも、担当しているのは、この伊勢路区だけではありません。
南伊勢町の3つの盆踊りを3日連続で回るのです。


午後7時半、いよいよ盆踊りがはじまりました。


会場にはかき氷などの屋台も出されて大盛況。
こんな豪華な焼肉もあるのに、そのほとんどが無料!
これらの屋台は、参加者のみなさんに少しでも楽しんでもらおうと自治会が準備。
まさに見て食べて飲んで楽しめる盆踊りなのです!


盆踊りも終わり、いよいよ花火と太鼓の時間。
会場の熱気と期待が高まります。


まずは太鼓から。
懇親の力を込めて、会場の期待に応えます。


そして花火が!!


太鼓が打ち鳴らされ、それに応えるように花火があがる。
花火があげられ、それに応えるように太鼓が鳴る。
まさに花火と太鼓の競演。
これが間近で繰り広げられるだけに迫力は抜群です!



花火と太鼓を打ち終えた男たちの姿は清々しい!


南伊勢町伊勢路区長の潜道政弘さんは、勢和会のみなさんの取り組みに対し、こう話します。

「今年は例年以上に盛大にはじまったんじゃないかな、と思います。
これまで非常に静かな盆踊りだったんですが、花火のおかげですごく活気づいたと思います。
地域の活性化のために前向きに活動してもらっており、とても感謝しています」

地域のみんなに驚きと感動を。
夢と希望を。
そしてゲンキを・・・。
迫力と躍動。
勢和会のみなさんの思いは空高く、
そしてどこまでも響きます!