新熊野学講座 熊野比丘尼がいざなう熊野の世界観

■開催日時

令和4年6月11日(土)

午後1時30分~3時30分

■開催場所

映像ホール

■内容

熊野比丘尼とは、室町時代から江戸時代にかけ、熊野信仰布教や熊野三山の造営・修造の勧進の為に、諸国を歩いた尼僧です。中世に熊野三山に存在した「熊野本願寺院」から派遣され、日本全国で広く活動したとされています。また、伊勢神宮で同様に勧進活動をしていた伊勢比丘尼とも交流があり、伊勢路を往来していたと考えられています。
 熊野比丘尼は、熊野三山や熊野信仰を全国に宣伝し、神社の修繕費などに充てる寄付を集めるため、仏の世界などを一枚の大きな絵にあらわした「曼荼羅図」を携え、全国の町角や寺院の前で人を集めては絵解きをしたり熊野牛王神符を売ったりしました。
 今回の新熊野学講座では、日本各地に広く熊野信仰を布教してきた熊野比丘尼に焦点をあて、布教の際に使用された様々な曼陀羅図について、絵解き実演などを通して紹介し、熊野にある独自の世界観に迫っていただきます。

■その他

参加料・入場料 無料
定員 40名(要申込、先着順)
募集受付期間 5月10日(火)~6月10日(金)午後5時まで
講師 西浦康代氏(新宮市観光ガイドの会)