伊賀市上神戸で空き店舗（旧・JAいがふるさと神戸ふれあい支店）を利活用した交流拠点「北斗の館」が今年4月にオープン！
少子高齢化が進む地域を盛り上げていこうと、「神戸地区支え合いネットワーク協議会」のメンバーを中心に委員会を立ちあげ、地域住民で運営を担っています
さらに毎週金曜日9時半から11時半まで、コミュニティカフェ「かんべ陽だまりカフェ」をオープン！
コーヒーとお菓子が楽しめる他、健康講座や映画観賞会、落語会なども開催！
また、毎月第一・第三金曜には農産物直売所「かんべいきいき市」を同時に開催するなど、地域の交流拠点としての役割に期待がかかっています！
こちらは伊賀市神戸地区です。
実は神戸地区では以前、地域の皆さんが始めた農産物直売所『かんべいきいき市』をご紹介させていただきました！
その市を、再び訪ねたいと思います！
食べきれない自家製の野菜を持ち寄って朝市で販売。
お客さんの顔を思い浮かべながら野菜をつくれば、高齢者のやりがい、生きがいにもつながるはず…。
2010年に地域の皆さんによって生まれた『かんべいきいき市』。
しかしスタッフの高齢化、そして新型コロナウイルス感染拡大の影響から、2021年３月に活動を休止しました。
しかしなんと今年4月、装い新たに１年ぶりの復活を決めました！
朝の9時です。
朝市は9時半からスタートということで、みなさん忙しそうに準備してらっしゃいます！
神戸地区交流の館『北斗の館』の福山孝榮さん。
「青空市ですので、農家の方が朝獲られた新鮮な野菜を、安全、安価で販売しています。
今日並んでいるのは、ソラマメ、スナップエンドウ、キヌサヤ、新ジャガイモもなどの旬の野菜です。
お客さんはこの辺りの近所となる神戸地区のみなさんが多いですね。
車で来る方もいますが、車であまり出ていくことができない、お年寄りの方も多いです」
神戸地区交流の館『北斗の館』は、支店統合で閉鎖されたJAの跡地を利活用し、地域住民が気軽に立ち寄ることの出来る交流施設として、2022年4月1日にオープンしました。
「少子高齢化の中、空き施設となった建物を地域振興の為に再利用しようと、地域住民のボランティアスタッフを募集したところ、『神戸地区支え合いネットワーク協議会』が運営委員会を設置しました。その方たちが中心となり、『北斗の館』が生まれました。
『かんべいきいき市』も、もともとの会員さんに出店しないかと声をかけたり、新しい方にも声をかけたりしました。
そして再度やっていこうということになり、『北斗の館』と一緒になって、運営しています」
と、神戸地区交流の館『北斗の館』代表の中嶋孝さん。
以前は軽トラックでの移動販売形式でしたが、会員の負担を軽減するため、『北斗の館』での開催とし、月に１回の開催から月に２回、第1第3金曜日に開店しています。
さらに新たに交流施設『かんべ陽だまりカフェ』をオープン。
たくさんの作品が飾られています。
14〜5人の参加者がそれぞれ得意としている手芸や飾り付けなどを行い、カフェをオープンできるまでになりました。
「神戸地区に7つの地区があり、いろいろ地区で『いきいきサロン』をやってる方が多くて、その方たちが中心になってしてくれています」
「コーヒーは200円。
お菓子は自分で好きなのを選んでいただいて、お友だちを誘い合わせてここで憩いの場所として使ってもらってほしいです。
お話しする場所がだんだんなくなっているので、ここがそういう場所になればとさせてもらっています」
と、西岡由紀子さん。
【参加費】200円 ※コーヒーとお菓子のセット
【開催日時】毎週金曜日 月４回 9:30～11:30
そして9時半。
『かんべいきいき市』がスタートしました。
開店と同時に、たくさんのお客さんがやってきます。
およそ１年、かんべいきいき市の再開を待ち望んだ地域のみなさん。
懐かしい顔、笑い声が地域に戻ってきました。
そして、こちら陽だまりカフェも、オープン直後からお客さんで賑わっています！
大人気ですね！
「近所のお友だちと来ました。
家が近所なので歩いて来られるんで、よろしいですわ。
いい所が近所にできて、うれしいです」
「同級生のお母さんたちとか、出会えてとっても良かったなと思いました。
来ただけでも嬉しかったので、また機械があったら来たいです」
「初めて来ましたが、スタッフの方ががんばってくれていますね。
またお友だちを誘って来させてもらいたいと思います」
と、お客さんたち。
さらに『北斗の館』では毎回、カフェやいきいき市の他にも、イベントが用意されています。
今回は伊賀で人気の『忍にん体操』の日！
『忍にん体操』とは、忍者の動きと精神を取り入れた伊賀の健康体操。
足腰が丈夫になり、バランス感覚が養われるとのことです！
「けっこう今日は多くのお客さんが来ていただき、ありがたいことです。
やっぱり、地元の方とのお話っていうのが大事なことだと思います。
お客さんも多く来ていただきたいですが、出店者も新しい方がもっと増えてくれることを望んでいます」
と、福山さん。
「コーヒーが美味しいと一言声ををかけていただくと、スタッフ同士の励みになっています。
久しぶりとか、元気にしてた？…という声を聞くことが何よりうれしいですね。
そういう風な場であって欲しいと思います」
と、西岡さん。
「地域の方が求めているものが本当にこれで良いのかはわかりません。
しかし、ここへ来て「いいことしてくれてるなぁ」「また来たいわ」とい言う声を聞かせていただいていますので、結果的には良かったのかなと思っているのが現状です。
継続することがいちばん大切なことですから、何とかしてがんばっていきたいですね。
真の、本当の意味での『たまり場』になっていくように、これからも励んでいきたいと思います」
と、代表の中嶋さん。
かんべ陽だまりカフェ、かんべいきいき市に行ってみませんか！？
おしゃべりをしてゲンキに…体を動かして元気に…。
『北斗の館』が、地域の人たちの新たな元気の発信地になっていきそうです！