三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2012年09月23日放送

障がいがある人もない人も、老いも若きもみんな一緒にマリンスポーツ!
年に一度の『海のバリアフリーまつり』で、海の魅力を知り、マリンレジャーを楽しもう!

今回ご紹介する津市の『マリーナ河芸』は380隻もの船を収艇できる、三重県内最大級のマリーナです。
クラブハウスにはレストランもあって誰でも利用可能。
親水公園や海浜プロムナードなども整備され、船のオーナーだけでなく、一般のお客さんにも親しまれています。


施設内にある宿泊研修施設『三重マリンセンター』は、リゾートホテルのような内装に、二段ベッドの部屋や洋室、多目的ルームやミーティング室などもあり、子ども会から企業の研修など、誰でも使用可能。
しかも宿泊料金は一室2500円からと、とてもリーズナブルです。


その『マリーナ河芸』で9月8日(土)9日(日)に開催されたのが、年に一度の『海のバリアフリーまつり』!
障がいを持つ人、そして健常者が共に海の魅力を知り、マリンレジャーを楽しむイベントで、今年で7回目の開催。
アクセスディンギーやシーカヤックなど、気軽に楽しめるマリンスポーツが、無料で体験可能!
老いも若きも、障がいがある人も、誰でも楽しむことができるため、年々参加者が増えているそうです。


そして『海のバリアフリーまつり』を運営しているのが、黄色いポロシャツが目印の、マリーナ河芸のスタッフと県内外から集まってきたボランティアで構成される『NPO法人 海の達人』のみなさんです。


アクセスディンキーとは、障がい者向けに開発されたと言われるヨットで、操作が簡単で強い力を必要としないのが特徴。


シーカヤックはスタッフが親切にアシストしてくれるので、初心者でも障がい者でも簡単に体験が可能です!


こちらのちょっと変わった形をした船は『ハウスボート』と呼ばれる船で、車椅子に乗ったまま乗船できる、まさにバリアフリーのボート。
実際に車椅子に乗った方も、『海の達人』メンバーのサポートを受けながら、たくさん乗船していました。

「車椅子ごと乗れるボートがあると訊いてやって来ました」という参加者も大満足のようです。


他にも会場内には、障がいを持つみなさんや施設のみなさんが作ったものを販売するスペースや、日々の取り組みを紹介する展示スペースも。
さまざまな人に向けての情報発信、そして障がい者と健常者が気軽に触れ合える交流の場にもなっていました。


『NPO法人海の達人』理事長大野木さん(左)と『マリーナ河芸』代表服部さん(右)

大野木「障がいがあっても、マイボートで釣りをしたり、ヨットレースに参加したりする人もいます。この『海のバリアフリーまつり』でそういう人たちを紹介することで、マリンの世界へもっと身近に、誰でも入っていける・・・ということを案内したいですね」

服部「ここは自然の川や干潟が残っていて自慢できるマリーナです。
(東日本大震災以来)海は怖いものでもあると実感しましたよね。
しかし我々は海からさまざまな恩恵を受けているので、自然を謙虚にとらえて、『海って素晴らしいね。すごいね。偉大だね。でも、怖いのは確かだよね』ということを子どもたちに学んで欲しいな、と思います」

『NPO法人海の達人』『マリーナ河芸』では、今回の『海のバリアフリーまつり』以外にも、海と親しむさまざまな体験企画を用意しています。


恵み豊かなふるさとの海で・・・
生きとし生けるすべての人たちが・・・・
楽しく、安全に、そして垣根を越えてふれあってもらいたい・・・。
それが、『NPO法人海の達人』『マリーナ河芸』の願いです。